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世界経済のダイナミズムと向き合い、 その先行きを見通す醍醐味。

エコノミスト 2017年入社
経済学部経済学科卒

PROFILE

小学生時代、米国カリフォルニアで過ごした。大学では国際金融を専攻。そうした経験から、金融を通して海外とつながるダイナミックな仕事に就きたいと考えるようになった。また、大学時代のボランティア等の経験から、金融をツールとして社会課題を解決するなど、社会や人の役に立つ仕事をしたいという高い志もあった。そうした想いを持って入社。入社後は、人事部に配属され採用・研修業務に従事。2019年10月、調査部に異動し現在に至る。

オーストラリア経済を調査・分析
運用に役立つ精度の高い情報を提供する

私が所属する調査部は、世界経済をマクロ的視点で調査・分析するミッションを担っています。日本、米国、中国、欧州、オーストラリア、東南アジアそれぞれのエリアの経済を各エコノミストが担当(経済成長著しい東南アジア諸国は、香港・シンガポール現地法人が担当)。私はオーストラリア経済を担当しています。オーストラリア経済は、言うまでもなく米国、欧州や中国の経済と深い関わりがあります。さらに米中の貿易摩擦や反グローバリズムの動き、金融政策の限界など、従来の枠組みではとらえきれない新しい潮流も生まれています。その中で、GDPや物価指数、失業率等々、発表されるオーストラリアの各種経済指標を収集・分析する一方、セルサイド(証券会社等)のエコノミストや有識者とのディスカッションを通して、オーストラリア経済の理解を深め、その将来的見通しの確度・精度を高めていきます。こうしたリサーチ結果は、レポートやミーティングによりファンドマネージャーに報告。自分のリサーチが投資判断に活かされることに、大きなやりがいを感じています。

経済理論と現実の経済にあるギャップ
ダイナミックに動く経済は「生き物」

エコノミストの仕事は、言うまでもありませんが、経済・金融の豊富な知識が求められます。配属当初は、専門書を読んで先輩の指導を受ける勉強の日々でした。ただ基礎的な経済理論を勉強して業務に臨んでも、現実の経済はダイナミックで、理論で説明できない場面に出くわすことが少なくありません。私が大切にしているのは、示された経済指標の背景を探ること。経済指標は単なる数値ですが、そのデータの背景にある政治状況、社会のバッグラウンド等の特殊要因を理解することで、オーストラリアのダイナミックな経済動向、その将来的見通しを把握することができます。1991年以来、回復期が続いていますが、近年は成長率が鈍化しています。消費や設備投資が従来ほどに伸びなくなっているのが主因ですが天候や政治情勢も怠りなく注目しなければなりません。このように経済は生き物であり、理論で動いているわけではありません。オーストラリアそのものの理解を深めつつ、日々変化する世界経済と向き合い、質の高いリサーチを進めていきたいと考えています。

世界の「適度な温度」を維持するために
人の幸せや豊かさに貢献できる運用を

私は元々、ファンドマネージャーを志望して入社しました。入社後、ジョブローテーションの一環として人事部に配属。その後、調査部に異動となったのは、私にとって幸運でした。経済・金融を、基礎からしっかりと学ぶ機会を得られたからです。エコノミストの仕事は、究極的には「今後の世界経済はどうなっていくか」を予測することです。私は、経済は過熱することもなく、冷えすぎることもなく「適度な温度」で回っていくのが、世界にとって好ましいと思っています。この「適度な温度」を維持するのが、私たちエコノミストも含めた資産運用会社の役割とも思っています。将来は、リサーチの仕事で身に付けたマクロ経済の分析力を活かして、ファンドマネージャーを目指したいと考えています。ファンドマネージャーはリターンを得ることをミッションとしていますが、私は一方で人のため、世の中のためになるような運用をしていきたいと考えています。たとえば、投資判断において、財務指標だけを重視するのでなく、環境、社会、ガバナンスを意識した企業に着目する「ESG投資」などは、その方法の一つ。また、ファンドの利益の一部を社会貢献に役立てるなど、人々を幸せに豊かにできる運用手法や仕組みを考えていきたいと思っています。

OFF TIME

幼い頃から高校まで、学業の傍ら、打ち込んでいたのがクラシックバレエ。その流れで、大学時代はジャズダンスにも取り組みました。社会人になって遠ざかりましたが、またダンスを再開したいとも思っています。休日には、昔から趣味だった映画鑑賞をしています。また長期休暇には中高・大学時代の友人と国内や海外旅行に行くことが多いです。非日常を体験できる友人との旅行でリフレッシュしています。

COLUMN

Q1

入社を決めた理由

日々変化をし、日本のみならず世界の動きのダイナミズムを感じられる専門性の高い仕事に就きたいと思っていました。マーケットに関わる仕事の中でも、お客さまの資産を責任持って運用する資産運用会社の社員の方々に魅力を感じました。当社は若手が目標を持っていきいきと働いていること、若手にも早い時期から仕事を任せる風土があることを知り、入社を決めました。

Q2

座右の銘

「努力した者が成功するとは限らないが、成功した者は必ず努力している」。自分は天才ではなく、人よりも数倍努力しなければならないと思っています。特に金融機関は、専門性の高い業務が多いため、貪欲に知識を吸収し、様々な知見を蓄えていく必要があります。「自分は未熟」と感じることが多々あり、挫けそうになるときもあります。そんなときに支えになるのが、この名言です。

Q3

三井住友DSアセットマネジメントらしさ

当社の風土で特徴的なことは、若手の意見をしっかり聞いてくれることです。興味がある仕事に手をあげれば、チャレンジさせてくれる環境です。人事部に在籍していたとき、初めて新卒採用計画を練り、その計画に基づいて新卒採用を実行したときは、とてもやりがいを感じました。若手が伸び伸びとチャレンジできる環境であること。それが成長を促していると感じています。

Q4

学生の皆さんへのメッセージ

会社・仕事選びで一番大切なのは、仕事を通して「なりたい自分になれる会社・職場か」だと思います。「なりたい自分」は何でもいい。近くにいる尊敬できる人、憧れの人……。いろいろな業界・企業を一番知ることができるのが就活の時期です。このタイミングで、10年後、20年後、30年後の自分をしっかりと想像して、仕事を通してどういう人間になりたいか考えてください。

※内容は取材当時のものです。

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