RECRUITING SITE

企業情報の収集と的確な分析。 成長を見極め、最適解を見出す。

株式アナリスト 2018年入社
経済学部国際経済学科卒

PROFILE

大学では、マクロ経済を学ぶなかで、国内の個人金融資産が投資ではなく貯蓄に偏っている現況を考察した。また、1年間のカナダ留学を機に資産運用業界と出会う。現地でインターンシップに参加し、ビジネス英語を習得したことは、現在の仕事にも大いに活きている。入社後、IT・事務統括部に配属、2年目に運用部へ異動し、株式アナリストとして現在に至る。

株価の値上がりが期待できる銘柄を見出す
推奨銘柄の株価が上がったときに感じるやりがい

現在、日本株のアナリストとして、個別企業の分析を行っています。業種、セクターごとにアナリストが配置されており、私は「電子材料」「産業機械」のカテゴリーに入る約30社(30銘柄)を担当しています。アナリストの業務は、まず四半期ごとの企業の決算発表に応じたレポート作成があり、それに伴う情報収集が極めて重要です。公表される決算短信や決算説明会資料、各種統計資料、市場・マスコミ情報といった定量的な情報収集に加え、実際に担当する企業への取材・ヒアリングを行います。こうした情報をもとに、その企業の成長性や将来性を分析し把握していきます。たとえば、将来的に一定の成長が見込まれる場合、単にその事実を受け入れるのではなく、その理由、エビデンスを明確にしていくことが大切です。あるいは、成長が見込まれる中でも潜在的なリスクはないのかなど、企業の状況を徹底して見極め、自分なりの意見・解釈をレポートに反映させていきます。その上で、株価の値上がりが期待できる銘柄を社内のファンドマネージャーに推奨します。その結果、自分が推奨した銘柄の株価が上がり、リターンを得られたときが、アナリストの仕事のやりがいであり、醍醐味だと感じています。

アナリストとして初めての社長取材
成長を確信した株価は、倍以上に上昇

当社は、充実した教育体制が整備されていることが特徴の一つです。私自身、上司や先輩からの指導や各種勉強会などを経て、担当銘柄を持つアナリストとして独り立ちしました。かつて、若手中心に開催されている「会社四季報」を読破するという勉強会に参加したことがあります。その際に、とあるメディア広告企業におけるPV(ページビュー)数の伸びに着目しました。その伸びは前年比で4割増。メディア広告という業態ですから、PVの数が売上に直結すると感じました。当時の状況を踏まえると株価は割安といえる状態であり、近い将来の成長ストーリーが描けるのではと考えました。そのため「会社四季報」以上の情報が必要と考え、その企業の社長に取材を申し込んだのです。私にとって初めての社長取材であり、準備に1~2週間の時間をかけて臨みました。緊張したものの、取材自体は順調に進み、メディア広告という事業の将来的な可能性を感じました。その後分析を進め、ファンドマネージャーに推奨を行った後、株価は倍以上に上昇したのです。まだアナリストとして駆け出しの時期であり、分析にあたっては先輩のサポートもありましたが、非常にやりがいを感じた瞬間であり、私のアナリストとしての原点ともいえる経験でした。

アナリストとしての専門性を高めたい

初めてレポートを執筆した時のことが強く印象に残っています。電子部品の会社を中心としたテック業界に関するレポートでした。様々な分野が混在する業界であり、私自身も業界に関する知識が少なかったため、レポートの執筆には想定以上に時間を要しました。アナリストという業務は、チームよりも個人で仕事を行うことが多いため、一人で壁に突き当たることも少なくありません。このレポート執筆においても、中小銘柄が多いこともあり情報収集自体が難しく、限られた情報から確度の高い分析を行い、解釈することが求められました。当時は定期的に上司に確認し、アドバイスをもらいながらレポートを完成させました。ここに、人を育てる当社の風土が表れていると思います。個別の銘柄を担当するようになってまだ日が浅いので、当面は担当分野についての知識を深め、アナリストとしての専門性を高めていきたいと考えています。その中で、私が大切にしているのは、高い視座で物事を観察し、情報の中からキーとなるものを見出し、見極めること。その視座と視点を磨くことでアナリストとして着実に成長していきたいと考えています。

OFF TIME

小学生のときはサッカー、中学と高校は野球に打ち込んでいました。今でもスポーツは好きで、時間を見つけては社内の仲間と草野球を楽しんでいます。自信があるのは遠投。100m近くは投げることができると思います。また、近くの河川敷で妻や友人とバーベキューをすることも楽しみの一つ。最近はアメリカのTVドラマにもはまり、今更ながらですが「24シリーズ」を観ました。筋書きの面白さに加え、アメリカのドラマならではのアクションシーンはストレス解消に最高です。

COLUMN

Q1

入社を決めた理由

資産運用業界を知ったのは、カナダに1年間留学した時のことです。主に企業経営に関する講義を受けていましたが、ファイナンスを学んだ際に資産運用業界に興味を持ち、就活も資産運用業界に絞って進めました。運用業務に携わりたいという希望があった中で、当社は希望部署への配属が他社よりも早く、また自身の希望が通りやすい風土があったため、入社を決めました。

Q2

座右の銘

「If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?」これはアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏の言葉です。「もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは本当に自分のやりたいことだろうか?」。日々後悔しない行動をしているかどうか自問自答する上で、彼の言葉を思い出すことが少なくありません。

Q3

三井住友DSアセットマネジメントの魅力

入社当時から感じていたことですが、若手の意見に耳を傾け、やりたいことをやらせてくれる。若手に仕事を任せる風土があることは、大きな魅力の一つだと思います。また、入社後2つの部署を経験しましたが、どちらの部署においても意見を求められることが多く、自主的かつ積極的な意見を尊重してくれる環境です。そのような社員が多くいるからこそ、風通しが良く、働きやすい風土を育んでいるのだと感じています。

Q4

成長の実感

株式アナリストは膨大な情報に接しますが、それを自分の判断で取捨選択していく必要があります。そのためデータ収集の効率化や、何が重要かを見極めるスキルなど、情報リテラシーやタイムマネジメント能力は入社時に比べて格段に身に付いたと感じています。また、自分がやりたいことを実現するためにどのようなプロセスが必要か、それを判断し実践する中にも成長の実感があります。

※内容は取材当時のものです。

OTHER MEMBERS