大量のインプットが 質の高いアウトプットを生む。
情報理工学研究科総合情報学専攻


PROFILE
大学3年から大学院まで、数理ファイナンスの研究室に所属していた。研究生活は朝7時から夜22時までのハードなもの。そのような環境下で金融工学やExcelの知識をはじめ、様々な能力を短期間で身に付けた。それらが現在の仕事に活かされているのは言うまでもないが、最も役立っているスキルは「泥臭く頑張り続ける折れないメンタル」と言う。入社後、資産管理部を経て、現在の部署に。2015年4月からファンドマネージャーとして運用業務を開始。現在に至る。
ロング/ショート戦略によるポートフォリオ構築
「絶対リターン」を目指した最適な投資判断


想定通りの株価動向がもたらすリターン
思考停止することなくアクションを継続する




あるゲームメーカーの株価を一瞬にしてジャッジ
着実に成長して、自分のファンドを立ち上げたい
OFF TIME


休日は、1歳になる娘と過ごすことが多くなりました。公園で遊ぶことや一緒に買い物をするなど、「週末家族最優先」が、私のオフタイムの中心になっています。かつては、ボルダリングやフットサル、ゴルフにダーツといろいろ遊んでいましたが、今はほぼ家族と過ごす毎日です。学生時代から、唯一続けている個人的な趣味がゲーム。最近では、位置情報RPGゲームに熱中しており、ウォーキングと称して街中を歩きまわっています。ゲームだけはやめられないですね。
COLUMN
入社を決めた理由
私が就職活動をしていた2011年当時の、旧三井住友アセットマネジメント(2019年4月、大和住銀投信投資顧問と経営統合して三井住友DSアセットマネジメント誕生)は、新卒採用4年目という時期。したがって、若手社員の育成は喫緊の課題でした。そのため若手を積極的に運用業務に配属していることは大きな魅力でした。若手が運用業務にチャレンジできる環境だったのが入社の決め手です。
仕事で大切にしていること
日々、企業取材や銘柄の分析、大量のレポート読破、関連業界紙の購読など大量のインプットの繰り返しが、ファンドマネージャーの仕事の現場です。しかしそれをやり続けた人のみが、一瞬の判断力や瞬時の行動、つまりアウトプットが可能になります。突き当たった壁を乗り越えるのも「大量のインプット」。良質なアウトプットは大量のインプットからしか生まれません。これが私の信念です。
座右の銘
「質量転化の法則」。この言葉の意味は、圧倒的な「量」をこなすことで、「質」的な変化が表れるというもの。時代的には量から質への流れですが、質を上げるには最低限の量が必要です。何事においても、初めから質を求めて量をこなせない人は、中々結果を残すことができないし、成長速度も上がっていきません。まずは量をこなしつつ、その過程で質を地道に高めていくことが重要だと考えています。
学生の皆さんへのメッセージ
ファンドマネージャーは一見華やかな仕事に見えますが、地道な取材・分析が必要不可欠な仕事です。一方、国内外の現地に赴き、また経営者に取材するなど、貴重な経験をする機会が数多くあります。働いている人も優秀なことに加え、個性が強い魅力的な人が多い印象です。日々、様々な体験や刺激を受けられる環境は、若手社員を爆発的に成長させる可能性を秘めていると思います。
※内容は取材当時のものです。