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CROSS TALK
03

クオンツ座談会

各分野のプロたちが知の総力戦で市場に挑む

多様なバックグラウンドを持つプロたちが集うクオンツの世界。異なる専門性がいかにして高度な運用モデルへと結実し、未知なる市場に挑む武器となるのか。若手のうちから裁量を持って活躍する3名に、学生時代の学びがいかに現在の業務に繋がり、この仕事のどこに情熱を注いでいるのかを語ってもらいました。

運用開発グループ

運用開発グループ

2023年入社
商学部経営管理研究科経営管理専攻修了

マルチアセットグループ

マルチアセットグループ

2019年入社
理学研究科物理学専攻修了

株式クオンツグループ

株式クオンツグループ

2019年入社
環境・社会理工学院融合理工学系修了

異分野からの挑戦。
クオンツという道を選んだ理由

まずは、学生時代にどのような研究をされましたか。
またその後なぜクオンツという職種、
そして当社を選んだのか、その経緯を教えてください。

大学院まで、金融とは全く異なる工学を専攻していました。新興国における気象シミュレーションを行う研究室で、スーパーコンピューターを使い、都市特有の複雑な気象状態や風の動きを解析していたんです。当時、金融に対する関心は持ちながらも、知識が不十分なまま相場の波に乗ることができずにいました。「しっかり金融市場と向き合える環境に身を置きたい」という強い欲求が生まれ、直接運用に関わる仕事を探した結果、資産運用業界に辿り着きました。当社に決めたのは、社員の人柄と、若手が早い段階から第一線で活躍している空気感に惹かれたからです。

物理学、特に「物性物理学」の磁性を研究していました。日本やドイツの原子炉へ行き、放射線を当てて絶対零度付近での物質の挙動を分析するなど、実験と分析の日々でした。クオンツを志したのは、エマニュエル・ダーマンという物理学者からクオンツになった先駆者の伝記を読んだことが大きいです。物理学も金融市場も、正解のない未開拓の領域に乗り出していく姿勢は共通しています。「自分の専門性をマーケットという戦場で試したい」と考えたとき、アクティブ運用で超過収益を追求する当社の姿勢が、最もチャレンジングに映りました。

私はお二人と違い、文系です。商学部・MBAを経て、経営や会計、金融を体系的に学び、研究ではREITのリターン分析を行っていました。資産運用に興味を持ったのは、海外で過ごした中高生時代に受けたインベストメントの授業です。企業の裏側を知り、世界経済を読み解くプロセスに魅了されました。ただ、ビジネスの世界はどうしても定性的になりがちです。高校時代の物理で習った「F=ma」というシンプルな式で世界が説明できる美しさに感動した記憶があり、「金融もデータと数式で解像度を高められないか」と考えたのがクオンツを志した理由です。文系には敷居が高いイメージがありましたが、説明会で唯一「チャレンジしていいよ」と背中を押してくれたのが当社でした。

多様なバックグラウンドを強みに。
各分野の専門性が導く運用の最適解

現在の具体的な業務内容と、
学生時代の学びがどう活きているかを教えてください。

運用開発グループで、株式運用モデルの開発や保守を行っています。株式クオンツグループのプロダクトの改良がメインです。文系出身として活きているのは、社会現象を読み解く問題意識ですね。何が課題で、それを解決するためにどんな問いを立てるか。このプロセスは、大学での社会科学の訓練そのものです。データという武器をどう使うかという戦略の部分で、文系の素養が活かされていると感じます。

マルチアセットグループでファンドマネージャーをしています。世界各国の株価指数、国債、金などのコモディティまで幅広く扱います。物理で培った数学的思考やプログラミング能力は、複雑な市場の動きを数理最適化モデルに落とし込む際に不可欠です。もちろん、入社後に学ぶことも多いですが、理系的バックグラウンドという土台があるからこそ、データから意味を汲み取ることができます。

株式クオンツグループでファンドマネージャーをしており、ESGファンドやインデックスファンドの運用を担当しています。特にESGでは、アナリストによるスコアなどの情報を定量的に処理し、将来有望な企業を選別します。インデックス運用でも最適化計算を用いて、コストを抑えつつベンチマークに連動させる緻密な作業が必要です。気象データの巨大な塊と対峙し続けた経験があるからこそ、金融データの動きを見ても動じず、冷静に分析できていると感じます。

三者三様の多様なバックグラウンドですね。

金融は今や総力戦です。例えば半導体株を分析する際、金融のプロより、工学を学んだ学生の方が技術的優位性を理解していることがあります。物理、気象、経営。異なるレンズで市場を見ることで、一人では到達できない解に辿り着けます。

本当にそうですね。社内を見渡しても、驚くほどバックグラウンドが多様です。自分と全く違う考え方をする同僚との議論は、常に新しい気づきを与えてくれます。投資モデルを作る際も、多角的な視点があるからこそ、予測精度を高めることができるんです。

私も同感です。運用開発でも、理系の方々の鋭い分析手法に驚かされる一方で、私の解釈が議論を補完することもあります。営業やミドルバックなど他部門との密な連携がなければ、どんなに優れたファンドもお客さまに届きません。当社には、その連携を支える風通しの良さがありますね。

仮説の正しさが
データで証明される瞬間の高揚感

クオンツという仕事の面白さ、
やりがいを感じるのはどんな時ですか?

自分の立てた仮説が、データによって正しさを証明された時です。クオンツは自由度が高いんです。例えば「最近流行っているような、可愛い知的財産を持つ銘柄が上がるはずだ」という直感に近い仮説から入ってもいい。それを実際にデータで検証し、リターンを見込めそうとわかった瞬間にやりがいを感じます。自分のアイデアが、大きな資金を動かすロジックの一部になるワクワク感は、他では味わえません。

私も似ていますが、さらに実現させるハードルを越える瞬間に魅力を感じます。理論上は完璧なモデルでも、いざ実際の市場で売買しようとすると上手くいかないことが多々あります。見た目の良さではなく市場で戦える実効性を持たせるために試行錯誤し、自分の戦略が実際にお客さまの資産を増やし始めた時、プロとしての真のやりがいを感じます。

説明力のある仮説を見出した時ですね。明日の株価が上がるか下がるかは誰にも分かりません。しかし、統計的に「こういう根拠があるから、現在はこう判断すべきだ」という論理的な答えをデータから導き出せた時、混沌とした市場に一本の筋を通せたような感覚になります。

未知の市場に情熱をぶつけ、
楽しめる人に来てほしい

どんなタイプの人が
クオンツに向いていると思われますか?

第一にデータ分析が好きなこと、第二に金融市場への興味があること。私の夢は、いつか全自動でリターンを生み出し続ける理想のモデルを創ることです。これはロマンであり、未だ誰も成し遂げていない難問。この壮大な旅に、若いうちから全力で挑戦したい人を待っています。文系の方も、臆せず門を叩いてほしいですね。

金融に限らず、新しいもの、未知のものに興味を持てる方です。自分の持っている専門技術を、マーケットという刻一刻と変化する巨大な対象にぶつけ、挑戦することに情熱を燃やせる方と一緒に働きたい。知的探究心こそが、クオンツの最大の原動力ですから。

分析を好きになれる人ですね。仕事には時に地味な作業もあります。しかし、どんな課題に対しても、そのプロセスの中に面白さや新しい発見を見つけ出し、主体的に楽しめる人。そんな方なら、きっとこの仕事に魅了されるはずです。

最後に、学生に向けたメッセージをお願いします。

今の学生は、私たちが就活した頃にはなかった生成AIなどの新しい技術に、私たち以上に親しんでいる世代です。古い常識に縛られない皆さんの感性やテクノロジーへの理解と、当社が持つ運用のプロフェッショナリズムを掛け合わせれば、きっと想像もできないような新しい価値を生み出せます。若い知見というエネルギーを、ぜひ当社で活かしてほしいです。

クオンツは、自分の知識や技術を市場に直接ぶつけて挑戦できる、厳しくも魅力的な仕事です。そこに情熱を持って取り組める方とぜひ一緒に働きたいです。

当社は、あなたのバックグラウンドを強みとして受け入れる準備ができています。共に市場に挑みましょう!

※内容は取材当時(2025年12月)のものです

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