ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/4/9-4/13)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/4/9-4/13)【ウィークリー】

2018年4月16日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は上昇しました。米国株式市場は、シリア情勢への警戒感はあるものの、中国の習近平国家主席が自動車の輸入関税引き下げを含む市場開放策を発表し、米中貿易摩擦の懸念が後退したことや、フェイスブックCEOの議会証言を受けてIT関連株が上昇したことなどから堅調に推移しました。NYダウは週間では1.79%上昇しました。日経平均株価は、米中貿易摩擦の懸念が後退したことや、トランプ大統領が環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰検討に言及し、米政府が通商政策で強硬姿勢を和らげるとの期待などを受けて堅調な動きとなりました。日経平均株価は、週間では0.98%上昇しました。欧州株式市場では、米中貿易摩擦の懸念が和らいだことなどを好感して独DAX指数、英国FTSE指数は上昇しました。中国株式市場は、米中貿易摩擦の懸念の後退を受けて上海総合指数、香港ハンセン指数ともに上昇しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは小幅な動きとなりました。米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦激化への懸念の後退などから、リスク選好が強まり週間では金利は0.053%上昇しました。英国とドイツの10年国債利回りは上昇、日本の10年国債利回りは小幅低下しました。

<為替>
円は主要通貨に対して下落しました。対ドルでは米中貿易摩擦への警戒が和らいだことや、トランプ大統領がTPPへの復帰検討に言及し、米政府が通商政策で強硬姿勢を和らげるとの期待などを受けて円安となりました。週間では0.39%の円安となりました。対ユーロでは、0.81%の円安となりました。

<商品>
原油はシリアなど中東での地政学リスクが高まり、週間では8.59%上昇しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

関連マーケットレポート