ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/4/2-4/6)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/4/2-4/6)【ウィークリー】

2018年4月9日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は高安まちまちとなりました。米国株式市場は、米中貿易摩擦激化への懸念の高まりや後退を受けて変動の大きい動きとなりました。週初は中国の報復関税発動により大幅に下落して始まりました。その後、米中の通商協議により貿易摩擦激化が回避されるとの見方から3日続伸となりました。週末は、トランプ大統領が1,000億ドルの対中追加関税を指示し、中国商務省も報復措置を示唆したことからNYダウは500ドルを上回る下落となりました。NYダウは週間では0.71%下落しました。日経平均株価は、米中貿易摩擦激化への懸念の高まりや後退を受けた変動の大きい米国株の影響から、様子見の強い動きとなりました。日経平均株価は、週間では0.53%上昇しました。欧州株式市場では、対ドルでのユーロの下落などを好感して独DAX指数は上昇しました。英国FTSE指数も上昇しました。中国株式市場は、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに下落しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは小幅な動きとなりました。米国の10年国債利回りは、米中貿易摩擦激化への懸念の高まりや後退を背景とした米国株の動きをみながら一進一退の動きとなり、週間では金利は0.035%上昇しました。英国の10年国債利回りは上昇、ドイツと日本の10年国債利回りはほぼ横ばいとなりました。

<為替>
円は主要国通貨に対して下落しました。対ドルでは米中貿易摩擦への過度な警戒が和らいだことから円安となりました。週末はトランプ大統領が1,000億ドルの対中追加関税を指示したことなどからやや円高にふれました。週間では0.61%の円安となりました。対ユーロでは、0.27%の円安となりました。

<商品>
原油は米国株が変動の大きい展開となりリスク回避姿勢が強まったことなどから、週間では4.43%下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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