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先週のマーケットの振り返り(2014/9/1-9/5)【ウィークリー】

2014年9月8日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、上昇しました。金曜日に控えた8月の雇用統計の結果を待とうとする向きが多く、良好だったISM指数やユーロ圏の追加金融緩和など、週初から木曜日までの材料への反応は限定的でした。雇用統計においては、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回りましたが、広義の失業率の低下など、質の改善が見られたほか、FRBが低金利環境を続けるとの見方から、株価は小幅に上昇しました。
 日本株は、上昇しました。週前半から105円台までドル高円安が進んだことなどを手掛かりに、日本株は大きく上昇しました。ただし、週後半には、ドル高円安の勢いが一服したことや米雇用統計前の様子見姿勢などから、上値が抑えられました。

■債券

 米国債は、利回りが上昇しました。週初から、良好だったISM景況感指数などを手掛かりに景気回復が意識され、利回りは上昇しました。ウクライナ情勢の緊張緩和も、利回りの上昇要因となりました。
 ドイツ国債は、利回りが上昇しました。週前半からドイツ株が上昇するなか、利回りは上昇しました。ウクライナ情勢の緊張緩和も、利回りの上昇要因となりました。木曜日にECBが追加緩和策を決定した後は、利回りは低下し、週初からの上昇幅を若干縮小させました。

■為替

 ドル円は、ドルが上昇しました。週初から、米景気回復や内閣改造後のGPIF改革への期待などを背景にドル高円安が進み、約8カ月ぶりに105円台をつけました。週後半は、FRBが低金利環境を続けるとの見方などから、ドルは105円を挟んで一進一退となりました。
 ユーロ円は、ユーロが下落しました。週前半は、ユーロは対円で上昇していましたが、ドルに連れ高となっていた側面が強く、木曜日にECBが追加緩和策を決定した後は急落しました。

■商品

 原油価格は、下落しました。夏の需要期の終了やウクライナ情勢の緊張緩和などから、下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆9/4 【ブラジルの金融政策(2014年9月)】3会合連続で政策金利を据え置き

☆9/5 【ユーロ圏の金融政策(2014年9月)】追加利下げと資産購入の決定でユーロ安

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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