ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/5/7-5/11)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/5/7-5/11)【ウィークリー】

2018年5月14日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は上昇しました。米国株式市場では、トランプ大統領がイラン核合意からの米国の離脱を発表したことで、週前半は上値の重い展開となりましたが、原油高を受けたエネルギー株や、金利上昇を好感した金融株が上昇し、NYダウは週間では2.34%上昇しました。日本株式市場は、米国株高、円安を好感して堅調な展開となりました。3月期決算発表がピークを迎えましたが、概ね想定の範囲内で市場全体への影響は限定的となりました。週間では日経平均株価は1.27%上昇しました。欧州株式市場は、米国株高や原油高を受けて、ドイツDAX指数や英FTSE指数が続伸するなど、堅調地合いを維持しました。中国株式市場では、過度な米中貿易摩擦懸念が後退したことなどから上海総合指数、香港ハンセン指数はともに上昇しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは小幅に上昇しました。米国の10年国債利回りは、国債増発に伴う需給悪化懸念や米国株高を背景に3%台に上昇しましたが、米国の消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったため、上昇幅を縮小しました。ドイツと英国の10年国債利回りは、株高や原油高などを受けて上昇しました。日本の10年国債利回りは横ばいとなりました。

<為替>
円は主要通貨に対して小幅に下落しました。対ドルでは米10年国債利回りが3%台に上昇したことや、本邦企業による海外企業の買収報道などから週間では0.25%の円安となりました。対ユーロでも小幅な円安となりました。

<商品>
原油価格は、トランプ政権がイラン核合意からの米国の離脱を発表したことで、対イラン制裁による供給不安が高まり、70ドルを上回って終了しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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