ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/1/29-2/2)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/1/29-2/2)【ウィークリー】

2018年2月5日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
欧米の株式市場は、大幅に下落しました。米国株式市場は、週前半から金利上昇などを懸念して軟調に推移しましたが、週末にはNYダウは前日比665ドルと大幅に下落し、週間では▲4.12%下落しました。1月の米雇用統計で、平均時給の前年同月比上昇率が市場予想を上回る2.9%となり、米10年国債利回りが一時2.85%台に上昇したことなどを嫌気しました。日経平均株価は円高や米長期金利上昇を警戒して週前半から軟調な展開となり、週末は雇用統計の発表を控え様子見気分が強まり下落しました。週間では▲1.51%下落しました。欧州株式市場では、独DAX指数は、世界的な株安やユーロ高などを嫌気して週間では▲4.16%下落しました。英国FTSE指数も下落しました。中国株式市場は、上海総合指数は7週ぶり、香港ハンセン指数は8週ぶりに下落しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは上昇しました。米国の10年国債利回りは、週末の1月米雇用統計で、平均時給の前年同月比上昇率が2.9%と約8年半ぶりの高さになり、週間では0.181%上昇しました。ドイツ10年国債の利回りは欧州中央銀行(ECB)の早期金融政策正常化観測を背景に週間では0.138%上昇しました。英国の国債利回りも上昇しました。日本の10年国債利回りは日銀の指値オペもあり、小幅上昇にとどまりました。

<為替>
ドル、ユーロに対して円安となりました。対ドルでは日銀が意図的な国債買い入れ規模の縮小を否定したことや、1月の米雇用統計を受けて米長期金利が上昇したことなどから、週間では1.46%の円安となりました。対ユーロでは、ユーロ圏の長期金利上昇などを受け、週間では1.70%の円安となりました。

<商品>
原油は、米週間原油在庫の増加などを受けて、週間では1.04%下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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