
ゴールベースアプローチの推進 一人ひとりの「人生100年時代」に寄り添う資産運用サービスの提供
当社の「ゴールベースアプローチ(GBA)型ファンドラップサービス[MY GOALS]」は、お客さま一人ひとりのライフプランを基に、資産運用計画の策定からゴール実現までのアドバイスやアフターフォローを行う資産運用サービスです。パートナーの地域金融機関と連携し、サービスを提供しています。
[富岡][MY GOALS]は2023年5月に広島銀行さま(以下、貴行)と協働してサービスを立ち上げました。運用会社として高品質な運用パフォーマンスを提供することはもちろんですが、お客さまの長期的なライフプランにおける目標の実現に向けて、アドバイザーが継続的にサポートする仕組みのサービスとなります。
貴行が[MY GOALS]を導入された背景についてお聞かせください。

石村 直樹氏
広島銀行 営業企画部 個人企画室 担当課長代理
当社が提供するGBA型ファンドラップサービス「ひろぎんファンドラップサービス[MY GOALS]」の運営をご担当。
[石村氏]人生100年時代において、中長期的なマネープランに対するアドバイスのニーズが高まっています。地域に根差した金融機関として、お客さまの人生設計に寄り添い、長期的な信頼関係を構築していくため、2022年度からGBAの取り組みをスタートしました。
そしてGBAを実践していくためには、お客さま一人ひとりの資産運用計画の策定と継続的なフォローアップが重要になるため、その仕組みが内包されているサービスとして[MY GOALS]の導入を決定しました。
また、[MY GOALS]では当行の投信口座を利用しているため、お客さまに利便性の高いサービスを提供できる点も決め手となりました。

営業企画部
ビジネス・イノベーションチーム
チーム長
富岡 育子
[富岡][MY GOALS]導入のプロジェクトでは、当社と貴行を含めた5社が参加し、サービス設計・システム開発・業務フロー構築などを行いました。関係者が多かったため、タスク管理や意見調整に苦労したことが最も記憶に残っています。当社としては前例のない取り組みであったため、すべてが大きな挑戦でしたが、関係各社のご協力の下、無事にサービスを開始することができました。
サービス開始以降、アドバイザーが利用するフロントツールの機能拡充や、2024年7月にはNISAへの対応を行うなど、継続的にサービスの改善を図っています。
貴行での取り組み状況や当サービスに対する反応、今後の展望について教えてください。

[石村氏]おかげさまで、2024年8月末現在、契約数は799件、純資産残高は54億円となっています。個々の契約をみると、お客さまのライフプランに合わせたさまざまな資産運用計画が策定されており、GBAに基づくアドバイスが定着してきていることを実感しています。
お客さまからも、ライフプランに即したコンサルティング提案に対してお褒めの声をいただくケースが増えています。当行としては、お客さまのゴールの実現に向けて質の高い伴走支援をしていけるよう、アドバイザーの教育・研修に力を入れていきます。
銀行の場合、異動や退職などで担当者が変わることは避けられませんが、[MY GOALS]では担当者が変わってもお客さまのゴールはシステムで管理されているため、銀行全体としてお客さまの生涯をサポートすることができます。お客さまに寄り添い、お金に関する不安を解消していけるよう全力を尽くします。
[富岡][MY GOALS]はGBAに基づくアドバイスが付加価値であり、お客さま一人ひとりのゴールに向けて伴走するアドバイザーの存在は、今後ますます重要になるでしょう。当社としても、貴行と共に地域金融機関としての新たな資産運用サービスの形を作り、その流れを全国に拡げていきたいと考えています。

ディスクレーマー・重要な注意事項はこちらをご覧ください