
運用人財育成の取り組み
経営理念である「Quality of Lifeに貢献する最高の資産運用会社へ。」を目指すにあたり、求められるのは高い当事者意識を持って日々の仕事に向き合う人財です。新卒採用においても、こうした人財を獲得するため、運用プロフェッショナルを目指す運用コースと、多様な業務で幅広く活躍する総合コースの2つを設け、候補者のキャリア志向に応じた選択を可能にしています。新卒入社後の5年間は「育成層」と位置づけ、必要な知識とスキルを習得しながら、自身のキャリアビジョンを明確にする期間と定義しています。さらに、新卒社員に限らず、自律的なキャリア形成を支援するための能力開発の機会も提供しています。特にグローバル人財の育成に力を入れており、海外拠点へのトレーニー派遣や海外大学院への派遣を通じて、当社の将来を牽引する人財の育成を図っています。

運用コース配属社員
運用部 運用開発グループ
クオンツアナリスト
吉川 哲平
運用コースでは、新入社員が入社当初から専門性を磨くため、実際の運用現場や関連部署に配属されます。運用コースには「運用コース」と「クオンツコース」の2種類があり、私はクオンツコースで採用され、定量的な分析を行う部署に配属されました。
この部署では、主にファンドの分析や運用現場で用いるツールの開発を担当します。入社当初は定量分析に関する実務経験がなかったものの、手厚い研修と日々の業務を通じて着実に技量を磨いています。実際に運用現場で働いてみると、想像以上に高度の専門性が必要であることを実感しています。運用現場の方々は、市場に対する知識や理論はもちろん、豊富な経験に基づく深い洞察を持っています。
このような環境で、新入社員のうちから学べることは非常に貴重な経験です。
優れた模範が身近にいる環境で初期配属されることは、専門人財として成長するうえで、能力面でも精神面でも非常に稀有な機会だと感じています。今後もこの環境を最大限に活かし、市場と真摯に向き合い、数値感覚と市場感覚を兼ね備えた専門人財に成長したいと考えています。

Sumitomo Mitsui DS Asset Management
(Singapore) Pte. Ltd.
グループファンドマネージャー
大杉 雄太
当社への入社を決意したのは、会社が提供する豊富な海外勤務や研修の機会、キャリア成長を支援する制度に魅力を感じたからです。入社後は、運用業務のミドルバック機能や会社・事業運営業務の経験を積み、3年目からはオルタナティブ運用部で機関投資家や私的・公的年金から委託された資金をプライベートファンドで運用していました。当社では、若手にも大きなファンドを任せられるため、日本では通算で約1,000億円を運用しました。
2019年には会社の派遣留学制度を活用し、ロンドン・ビジネス・スクールに派遣され、金融修士号を取得しました。この留学により、国際的な金融知識とスキルを深めることができました。その後はグローバル人財活用の一環として、物流不動産およびデータセンターの開発・運営を手掛ける香港を拠点とする大手企業への出向を経て、現在はAravest社(不動産ファンド運用会社、本社シンガポール)に出向しています。アジア太平洋のサステナブルインフラストラクチャーに投資するプライベートエクイティファンドの投資チームで、投資案件のソーシング、評価、投資執行、およびファンドレイズ業務を行っています。
今後は欧州(英国)およびアジア(シンガポール)市場での経験に加えて、米国市場も経験することで、さらに幅を広げたいと考えています。また同時に、投資運用業務を極め続け、長期的には、当社のグローバルビジネスをリードする人物となれるよう日々精進していきます。
ディスクレーマー・重要な注意事項はこちらをご覧ください