
運用部 企業調査グループ
グループヘッド
西村 俊一
運用部 企業調査グループ
シニアアナリスト
澤田 智博
サステナブルなチーム運営
企業調査グループは、サステナブルな運営と次世代リーダーの育成に注力しています。高度な専門性を持つアナリストの育成とノウハウ継承を通じて、効率的な組織運営を目指しています。また、次世代リーダーはノウハウ共有とコミュニケーションを推進し、データ駆動型のアプローチと情報発信の強化が求められます。このような取り組みを通じて、組織全体の強みをさらに引き出し、未来に向けた持続可能な成長を実現しています。
サステナブルな運営を目指して [西村]
企業調査グループでは、育成層に該当するアナリストであっても、その業務特性から高い専門性が求められます。ただし、高度な専門性は一朝一夕に身につくものではありません。この専門性を維持するために、効率的なノウハウ継承を目的とした研修体制の確立・改善に注力しています。
新人アナリストは基礎研修を通じてアナリストとしての基本的な分析能力を習得します。その後のOJT研修において実践的な業績予想手法を磨いていきます。また新人アナリストが投資判断を行う際には、グループヘッドやシニアアナリストが全銘柄について業績モデルのロジックチェックを行います。立ち上げ当初は何十回とやり取りが発生することもありますが、この徹底したコミュニケーションが高い専門性を担保し、組織全体でのノウハウ共有の実現につながっています。
次世代リーダー育成について [西村]
企業調査グループは各アナリストの業務独立性が高いため、アナリスト間でのコミュニケーション不足が生じるリスクがあります。したがって、次世代リーダーに求められるのは、各々のアナリストがノウハウを共有できるような組織風土作りへのこだわりです。ナレッジマネジメントを自ら率先垂範することで、コミュニケーションが自然と進むような職場環境整備を常に意識する必要があります。企業調査グループには5つのユニットがあり、各ユニットリーダーはユニット内でのコミュニケーション強化や人財育成に注力しています。このように、責任と権限を与え、マネジメント業務に関与させることが、次世代リーダーとしての自覚醸成・育成につながると考えています。
次世代リーダーが心掛けること [澤田]
まず、データやファクトに基づいた分析と、積極的な情報発信を心掛けています。経験豊富なアナリストが多く在籍することがグループの強みの一つです。育成層に該当するアナリストは経験不足を補うために、データやファクトの分析が重要だと考えています。また、投資判断の結果はもちろん重要ですが、若手アナリストにとってはプロセスの見える化も重要であり、OJT研修を通じてこれらの点を伝えています。
一方、前述の通り、企業調査グループではアナリストの業務独立性が高く、直接指導する機会が多くはありません。したがって、積極的な情報発信はファンドマネージャーへの情報伝達を目的とするだけでなく、育成層に該当するアナリストに対し、分析や情報発信方法のノウハウを共有する一環として行っています。

運用部リサーチアクティブグループ
シニアファンドマネージャー
古賀 直樹
運用部リサーチアクティブグループ
シニアファンドマネージャー
金子 将大
リサーチアクティブグループでは、持続可能なチーム運営、次世代運用者の育成、若手ファンドマネージャー(FM)の挑戦と組織貢献に注力しています。投資哲学に基づく運用体制を維持しながら、各自が責任を持って投資判断を行い、信頼される運用者として成長することを目指しています。
持続可能なチーム運営と投資哲学の継承 [古賀]
私たちが受益者の皆さまに提供している運用商品は、中長期の資産形成を目的としています。この目的を達成していくためには、投資哲学が徹底された運用体制を途切れることなく維持することが重要だと考え、独自のチーム運営を通じて継続性を担保しています。
私たちのチームでは、投資判断にリーダーを置かず、経験豊富なFMも、活動的な若手FMも全員がフラットな立場で1つのポートフォリオを構築しています。これにより、1人のFMの投資判断に過度に依存しないポートフォリオが実現され、将来的な世代交代もスムーズに行えます。また、チームでポートフォリオを構築する過程そのものが、投資哲学を伝承し、体の隅々まで浸透させる機会となります。
次世代運用者の育成と責任感の醸成 [古賀]
私たちの運用チームでは、各自の判断に対してリスクの確認などの議論を行いますが、基本的には各FMの投資判断を尊重しています。これにより、多様な投資アイデアが集積されたポートフォリオを構築できます。また、運用者の育成面でも大きな効果を発揮しています。
若手FMは、最初は小さな投資比率で銘柄選択に集中して取り組みますが、日々チームのなかで運用を続けることで、次第にポートフォリオ全体の投資成果やリスク管理を意識した行動ができるようになります。
また、運用者として受託者責任を果たすためには、自分たちの投資行動を受益者の皆さまに説明できることが重要です。主たる説明は経験豊富なシニアFMが担当しますが、若手FMにも話しやすいところから段階的に説明の機会を与え、信頼されるFMとして成長するように研鑽を積ませています。
若手FMの挑戦と組織貢献への取り組み [金子]
先輩社員から手ほどきを受け、その背中を見ながら業務に取り組むことで、まだまだ至らない点は多いですが、一端の運用者として受益者に資産運用サービスを提供できるようになりました。
リサーチアクティブグループに限らず、運用部門には意欲のある若手人財が数多く在籍しています。私たちは、「”最高のパフォーマンスとソリューションを提供する資産運用会社”を担っていくのは私たちなんだ!」と内外に発信し、当社の看板を背負って立つことに恥じないよう、真摯に日々株式市場に向き合っています。幸いなことに、対外的に情報発信する機会に恵まれており、対お客さまにはSNSでの情報発信やセミナーでの生の声をお届けしています。真摯な取材活動等を通じて、取材先発行体や証券会社から信頼される運用者となるように努力しています。また、経験を活かした有益な情報発信を行うため、マスコミやSNS等を積極的に活用しています。
担当しているファンドの枠を超えて、受益者の皆さまにいかに貢献できるかとの視点で、先輩社員からの思いを受け継ぎながら、日本の資産運用ビジネスに貢献できるように邁進していきます。
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