ESGの運用プロダクトへの組み込み

ESGの運用プロセスへの組み込みについて

  1. 投資制限/エンゲージメント(サステナビリティに問題・懸念が生じた投資先企業等への対応)
    ESG評価や不祥事情報に基づきサステナビリティに問題・懸念が生じた投資先企業等については調査・取材等により状況を把握し、その重大性や改善見込みを総合的に判断して投資不可や新規投資不可等の投資制限を設定します(ネガティブ・スクリーニング)。
    なお、問題・懸念先に対しては、議決権行使等も活用し、改善に向けた対話・働きかけ(エンゲージメント)を実施します。
  2. 投資判断におけるサステナビリティの考慮
    投資判断にあたってはサステナビリティの重要な要素としてESGを考慮します。運用プロダクトの特性に応じて、ESG評価・分析を銘柄選択プロセスに組み込むことで、中長期的に安定的な収益を獲得するべくさまざまな取り組みを行います(投資判断におけるサステナビリティの考慮)。
  3. サステナビリティ指標の計測と対応
    ESG評価や温室効果ガス排出量などESG関連指標を、ポートフォリオレベルで定期的に計測し、運用行動に適切に反映します。
  4. リスクモニタリングとレポーティング
    運用の実効性を担保するため、ESG関連のモニタリング指標を定めリスク管理部のモニタリングを受けます。また、投資家保護の視点から適切なESG情報開示に努めます。
  5. サステナビリティを考慮する手法の高度化と拡大
    運用プロダクトごとに、スクリーニング、エンゲージメントならびに投資判断におけるサステナビリティの考慮等に関する手法の高度化を図りながら、ESGに積極的に取り組むプロダクトの拡大を狙い、インテグレーションの有効性の検証と改善に努めます。

ESG評価

当社は投資対象とするアセットクラス、企業等の属性、ESGデータの入手可能性、および重要性(マテリアリティ)を考慮して、複数のESG評価スコア体系を開発し活用しています。 また、より広範な情報を活用するため、自社で入手が難しいESG情報については、外部ESGベンダー等から得られるESG関連データも補完的に活用し、各ポートフォリオのESG特性を多面的に分析する態勢を構築しています。
評価項目および評価ウェイトについては、責任投資推進室が中心となって決定し、評価方法の有効性を担保するため、定期的にそれらを見直します。