【Vol.150】相関係数って何?
2022年7月5日
資産・ファンドなどの値動きの連動性を表す指標で、1から-1までの範囲で表されます。
株や債券などの各資産は景気局⾯によって値動きに違いがあります。
例えば、景気拡⼤局⾯には株価は上昇しますが、債券はインフレ抑制のため利上げが⾏われ価格が下落します。
⼀⽅、景気後退局⾯では株価は下落しますが、債券は景気刺激のため利下げが⾏われ価格が上昇します。
2つの資産の値動きの連動性を表す指標を相関係数といい、1から-1までの範囲で表されます。相関係数が1に近
づくほど同じ値動きをする傾向が強く、-1に近づくほど逆⽅向の値動きをする傾向が強くなります。また、0に近づくほど、
値動きには連動性がなくなります。
国内株式と国内債券の相関係数は-0.3のため、逆⽅向の値動き(=負の相関)といえます。(次⾴ご参照)
下表は各資産の相関係数を⼀覧にしたものです。
前⾴でみた通り、国内株式と国内債券の相関係数は-0.3となっています。⼀⽅、国内株式と海外株式の相関係
数は0.8と1に近いため、同⽅向の値動き(正の相関)であることがわかります。
このように各資産の相関係数をみることで、併せ持つ資産の組み合わせを判断することができます。
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