ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2014/12/29-2015/1/2)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2014/12/29-2015/1/2)【ウィークリー】

2015年1月5日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株は、下落しました。ギリシャの政局不安、原油価格の下落などが株価の下押し材料になりました。また、12月のISM製造業景況感指数が市場予想以上に低下し、景気の先行き不透明感も影響しました。
 29日、30日の2日間の取引となった日本株は、為替市場での円高の動きが影響し、下落しました。

■債券

 米国債は利回りが低下しました。景気の先行き不透明感、ギリシャの政局不安、原油価格の下落などから国債買いの動きが強まりました。
 ドイツ国債は利回りが低下しました。ギリシャの新大統領が29日の第3回目の投票でも確定せず、1月に総選挙実施の見込みとなり、政治的不透明感が強まりました。また、ECBのドラギ総裁がこれまでの政策を変更する準備段階にあると述べ、追加金融緩和を示唆したことも利回りの低下要因となりました。

■為替

 ドル円は、ドルが上昇しました。週半ばは、投資家のリスク回避姿勢が強まりドル安円高になりました。週後半は、ECBの追加金融緩和期待が強まり、ユーロがドルに対して下落する過程で、米国と日本の金融政策の方向性が違うことも再認識され、円もドルに対して下落しました。
 ユーロ円はユーロが下落しました。ギリシャの政局不安やECBの追加金融緩和観測などがユーロ安要因になり、ユーロは対円でも下落しました。

■商品

 原油価格は下落しました。原油の需給悪化懸念が続き、原油価格は下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆12/29【2014年の振り返り(世界の株式市場)】米国株式は史上最高値を更新

☆12/30【2014年の振り返り(為替市場)】年後半一挙に進んだ円安

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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