ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/6/4-6/8)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/6/4-6/8)【ウィークリー】

2018年6月11日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
日米の株式市場は上昇しました。米国株式市場は、先々週末に発表された米5月雇用統計や先週発表された経済指標が総じて強い結果となったことなどを好感して、一般消費財、素材など景気敏感セクターが上昇したことなどからNYダウは週間では2.77%上昇しました。日本株式市場は、開催が危ぶまれた米朝首脳会談が、当初予定通り6月12日の実施が決まったことや、このところ発表されている経済指標が総じて強い結果となったことなどを好感して米国株式が上昇したこと、対ドルで円が一時110円台に乗せたことなどが好感されました。週間では日経平均株価は2.36%上昇しました。欧州株式市場は、ドイツDAX指数は小幅上昇、英FTSE指数は小幅下落しました。中国株式市場では、香港ハンセン指数は米中貿易摩擦緩和への期待などから上昇しましたが、上海総合指数は小幅に下落しました。

<債券>
米欧の10年国債利回りは上昇しました。米国の10年国債利回りは、南欧の政局懸念後退、米国株式市場が堅調に推移したことなどから上昇しました。週間では0.044%上昇しました。ドイツと英国の10年国債利回りは上昇しました。日本の10年国債利回りはほぼ横ばいとなりました。

<為替>
円はユーロや豪ドルに対して下落しました。対ドルでは円は、良好な米国の景況感を背景に110台円まで上昇した後、日米首脳会談で日米貿易不均衡是正に言及されたことなどから下落、週間ではほぼ横ばいとなりました。対ユーロでは欧州中央銀行(ECB)高官から金融緩和政策の正常化に向けた示唆があったため、円安となりました。

<商品>
原油価格は、前週末の米石油掘削リグ稼動数の増加などが嫌気され、小幅に下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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