ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/5/21-5/25)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/5/21-5/25)【ウィークリー】

2018年5月28日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
主要国の株式市場は米国以外は下落しました。米国株式市場は米中貿易摩擦懸念が後退したことなどを好感して上昇して始まりました。週後半はトランプ大統領が米朝首脳会談の中止を発表したことが嫌気されたほか、原油安を受けたエネルギー株の下落も重しとなり上昇幅を縮小する展開となりました。NYダウは週間では0.15%上昇しました。日本株式市場は、週前半は前週までの良好な地合いが継続し、日経平均は23,000円台を回復しました。しかし、米朝首脳会談中止報道に加え、米国が自動車の輸入関税の引き上げを示唆したことや円高などを嫌気して、23日、24日は大幅安となり、2日間で500円を上回る下落となりました。週間では日経平均株価は2.09%下落しました。欧州株式市場は、原油安などを受けて、ドイツDAX指数や英FTSE指数はともに下落しました。中国株式市場では、上海総合指数、香港ハンセン指数は米朝首脳会談中止の発表などが嫌気され下落しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは低下しました。米国の10年国債利回りは、米朝首脳会談の中止が発表され、リスクオフの流れが強まり低下しました。週間では0.125%低下しました。ドイツと英国の10年国債利回りは、イタリア新政権に対する警戒感などから低下しました。日本の10年国債利回りも低下しました。

<為替>
円は主要通貨に対して上昇しました。対ドルでは米朝首脳会談の中止が発表されたことや米国が自動車の輸入関税の引き上げを示唆したことなどを背景に、週間では1.24%の円高となりました。対ユーロでも円高となりました。

<商品>
原油価格は、OPECが減産幅を縮小するとの警戒感や米原油在庫の増加などを背景に大幅に下落しました。週間では4.77%下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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