ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2018/1/8-1/12)【ウィークリー】

先週のマーケットの振り返り(2018/1/8-1/12)【ウィークリー】

2018年1月15日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。米国株式市場は、米主要企業の2017年10-12月期決算への期待から株式を買う流れが続き、NYダウが25,800ドルを上回って終了するなど、主要3指数がそろって最高値を更新しました。欧州株式市場では、英国FTSE指数が、資源価格の上昇を受けて、最高値を更新しました。独DAX指数はユーロ高の影響などから小幅安でした。中国株式市場では、企業業績の拡大期待が強まる中、中国人民銀行が発表した流動性対策を受けて短期金利が低下したことが追い風となり、上海総合指数は4週続伸しました。香港ハンセン指数も5週続伸しました。日経平均株価は週初に23,800円台に上昇しましたが、その後は金利上昇や円高警戒から利益確定売りが広がり、週間では小幅に反落しました。

<債券>
主要国の10年国債利回りは上昇しました。米国の10年国債利回りは、金融政策の影響を受けやすい米2年物国債利回りが2.00%に上昇する中、早期の米利上げを織り込む形で2.546%に上昇しました。また、昨年12月に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨を受け、ECBが市場の想定より早く利上げを行うとの見方からドイツ10年国債の利回りは0.581%に大幅上昇しました。日本の10年国債利回りも0.078%に上昇しました。

<為替>
円相場は主要通貨に対して、上昇しました。対ドルでは111円近辺で終了し、昨年11月下旬以来の高値水準で引けました。対ユーロは135円半ばで終了しました。ドイツで二大政党が大連立協議入りで合意したことやECBの早期利上げ観測を手掛かりにユーロ買い・ドル売りが優勢となり、ドル安が進んだことが背景です。

<商品>
原油は、原油在庫の減少傾向や世界景気の拡大を背景とした需要増加期待などから64.30ドルに上昇しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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