最近の指標から見る中国経済(2016年12月)
景気は安定的な動きが継続 【デイリー】

2016年12月13日

【ポイント1】固定資産投資の伸び横ばい

民間投資の伸びは加速

■中国国家統計局は13日、主要な経済指標(固定資産投資、鉱工業生産、小売売上高)を発表しました。

■1~11月の固定資産投資は前年同期比+8.3%と、1~10月(同+8.3%)と横ばいでした。固定資産投資全体の約6割を占める民間投資の伸びは同+3.1%と、1~10月(同+2.9%)から加速しました。

【ポイント2】 小売売上高は伸び加速

鉱工業生産も伸び拡大

■11月の小売売上高は前年同月比+10.8%と、10月(同+10.0%)から伸び率が加速しました。11月11日の「独身の日」と呼ばれるインターネット上の大規模なセールが盛り上がったことや年末に迫った小型車減税の終了をにらんだ駆け込み需要から自動車販売が伸びたことが背景です。

■11月の鉱工業生産は前年同月比+6.2%と、10月(同+6.1%)から伸び率が拡大しました。

【今後の展開】景気は安定的な動きが継続

■今月の主要経済指標は、いずれも市場予想通りか市場予想を上回る内容で、中国経済が安定的に推移していることを示しました。固定資産投資における民間投資は前年同期比+3.1%と、緩やかに持ち直しており、民間企業の投資意欲が回復していることを示唆しました。民間投資が回復すれば、財政政策への依存を多少低下させても景気には大きな問題が生じにくいと考えられるため、今後も景気は安定的な動きが続くと見られます。

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