全国百貨店売上高(2014年9月)(日本)【キーワード】
2014年10月22日
<今日のキーワード>
日本百貨店協会が毎月20日前後に「全国百貨店売上高」を発表しています。全国主要10都市別、主要10都市を除く地域別に商品別の売上高が発表されており、地域別の消費動向が把握できます。2014年9月の調査対象は84社・240店舗でした。
【ポイント1】休日の減少や台風の影響でマイナス
衣料品は秋冬物の好調で2カ月ぶりにプラス
■20日に発表された9月の「全国百貨店売上高」は、前年同月比▲0.7%(店舗数調整後、以下同じ)と6カ月連続のマイナスとなりました。9月は、休日が1日少なかったことや、月後半に上陸した台風などの天候不順が影響しました。ただし、中旬までの気温低下で秋冬物が好調であったこともあり、衣料品が2カ月ぶりに前年同月比プラスに転じるなど一部の商品に明るさが見られました。
【ポイント2】都市部は増税の影響が和らぐ
宝飾品など高額品は不振が続く
■地域別では、大阪が3カ月連続、東京が2カ月連続で前年同月比プラスとなり、名古屋も9月はプラスに転じるなど、都市部では消費税増税の影響が和らぎ、回復の兆しが見られました。一方、主要10都市以外の地域は全体で6カ月連続のマイナスとなっており、地方の回復にやや遅れが見られます。
■商品別では、紳士服・洋品が前年同月比+2.7%と前月の同+1.5%から伸びが加速し、婦人服・洋品が同+0.2%と前月の同▲2.4%からプラスに転じるなど、衣料品に回復が見られます。化粧品は同+3.8%と3カ月連続のプラスと堅調でした。一方、高額品の美術・宝飾・貴金属や家具などは6カ月連続のマイナスとなっており、増税の影響が残りました。
【今後の展開】消費税増税と天候不順の影響が薄らぎ、消費は徐々に底堅い展開へ
■10月前半は2週連続の台風上陸が影響
10月は2週続けて週末にかけて台風が上陸したこともあり、10月15日までの東京地区の百貨店売上高は前年同月比▲3%強となりました。しかし、天候不順にもかかわらず季節の変わり目に衣料品売上が堅調だったことから、消費には底堅さもうかがわれます。
■冬のボーナス商戦に期待
企業業績が堅調なことなどから、冬のボーナスは増加が見込まれます。消費は、消費税増税と天候不順の影響を徐々に脱し、底堅い動きに戻ることが期待されます。



