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【Vol.283】為替ヘッジのメリットは何ですか?

2026年8月12日

外貨建て資産に投資する際、為替変動による影響を抑え、運用成果を為替相場に左右されにくくすることです。

◆外貨建て資産に投資した場合、円高になると円換算の評価額は下がります。為替ヘッジとは、例えば米ドル建て資産を保有している場合に、為替予約などを用いて将来の米ドル売り・円買いの取引を行い、為替変動による損益を抑える仕組みです。これにより、円高米ドル安時の円換算評価額の下落を軽減しやすくなります。(ただし、完全に為替変動の影響を回避することはできません。)。下のグラフ・表では一例として世界株式を用いており、急激な円高局面では、世界株式(為替ヘッジあり)のパフォーマンスは、世界株式(為替ヘッジなし)に比べて相対的に良好となった例があります

◆為替ヘッジは為替変動リスクを抑える効果がある一方で、ヘッジコストが発生する場合があります。対円で為替ヘッジを行う場合、円の短期金利がヘッジ対象通貨の短期金利を下回っていると、その金利差相当分がヘッジコストとなり、運用のパフォーマンスを押し下げる要因となります。金利差が拡大すればヘッジコストは上昇し、縮小すれば低下します。なお、金利差の状況によっては、ヘッジコストが発生せず、運用のパフォーマンスにプラスに働く場合もあります。

◆ヘッジコストが高止まりする局面では、為替ヘッジを行う運用のパフォーマンスが、ヘッジを行わない運用を下回ることがあります。また、円安局面では、為替差益を得られるヘッジを行わない運用の方が相対的に良好なパフォーマンスとなる場合もあります。為替ヘッジを活用する際は、為替変動リスクを抑えるメリットだけでなく、ヘッジコストによるリターンの下押しや、円安局面において為替差益を得にくくなるといった点も踏まえることが重要です。

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