【Vol.217】「暗号資産」とは、どのようなものですか?
2024年8月29日
デジタル通貨の1つです。国や中央銀行の信用に価値が裏付けされたものではありませんが、インターネット上などでやりとりされる財産的価値として普及しつつあります。
◆「暗号資産(注1)」は、インターネット上などで、電子的にやりとりされる財産的価値とされています。日本円や米ドルといった法定通貨のように国や中央銀行の信用を価値の裏付けとした資産ではありません。2008年にサトシ・ナカモト名での論文の投稿がきっかけとなり、最初の暗号資産であるビットコインが開発されました。その後、多くの暗号資産が登場し、現在で世界中に2~3万種類が存在するとされています。
◆「暗号資産」は種類により特徴が様々です。代表的なビットコインなどの仕組みは、ブロックチェーン*1という技術が用いられ、ネットワークに接続された多数の端末で記録・分散管理されています。ブロックチェーンは、一度データを書き込むと上書きができないデータベースで、「不正や改ざんが非常に困難」な性質が「暗号資産」に応用されています。
◆「暗号資産」は、法定通貨との交換や支払いの場*2(取引所など)が用意され、法令上の制約(注2)はありますが、インターネット上でいつでもどこでもやりとりできることが特徴のひとつです。
(注1)2020年5⽉改定法令の施⾏により、それまでの「仮想通貨」との呼び名は「暗号資産」に改められました。
(注2)⽇本では、資⾦決済法、犯罪収益移転防止法、⾦融商品取引法、外国為替及び外国貿易法など。
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