先週のマーケットの振り返り(2017/12/4-12/8)【ウィークリー】
2017年12月11日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場は、高値警戒感はあるものの、米上院・下院での税制改革法案早期一本化への期待やつなぎ予算が承認されたことなどを好感して上昇しました。週間ではNYダウは0.40%上昇し、最高値を更新しました。独DAX指数は、大連立協議が前進したことなどから、週間では2.27%上昇しました。英国FTSE指数は、ブレグジット協議の大筋合意が伝えられたことなどから週間では1.28%上昇しました。日経平均株価は、週前半は、中東情勢の緊迫化懸念などを受けて、6日に大幅下落するなど3日続落となりました。後半は、米上院・下院での税制改革法案早期一本化への期待やNY株高などを好感して上昇し、週間ではほぼ横ばいとなりました。中国株式市場では、当局による引き締め懸念などから上海総合指数は下落、香港ハンセン指数も下落しました。
<債券>
主要国の10年国債利回りは上昇しました。米国の10年国債利回りは、米上院・下院での税制改革法案早期一本化への期待やつなぎ予算が承認されたことなどからリスク選好が強まり、週間では0.015%上昇しました。ドイツの10年国債利回りはほぼ横ばい、英国の10年国債利回りは上昇しました。日本の10年国債利回りは上昇しました。
<為替>
円相場はドル、ユーロに対しては円安となりました。ドル円では中東情勢の緊迫化懸念から一時円高になりましたが、米上院・下院での税制改革法案早期一本化への期待やつなぎ予算が承認されたことなどからリスク選好が強まり、円は週間では1.17%下落しました。対ユーロでも小幅な円安となりました。
<商品>
原油は米在庫統計でガソリン在庫が増加したことなどから週間では1.71%下落し、57.36ドルで引けました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料
