ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2017/6/5-6/9)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2017/6/5-6/9)【ウィークリー】

2017年6月12日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、まちまちの動きとなりました。米国株式市場は、週前半は様子見の展開となりましたが、懸念されたコミ-前FBI長官の議会証言で新たな材料がなく、NYダウが週間では小幅上昇しました。欧州株式市場は、英総選挙やECB理事会などイベントに対する警戒感から上値の重い展開となりました。日本株式市場は、週前半は米国の政治への不透明感などによる円相場の上昇を受けて下落しましたが、週後半は円安への反転により下げ渋りました。中国株式市場は、人民元相場が安定していることから、資金流出懸念が後退して上昇しました。

<債券>
米国の10年国債利回りは、週前半は低下しましたが、コミ-前FBI長官の議会証言や英総選挙のイベント通過後は翌週のFOMCなどに焦点が移る中、2.20%まで上昇しました。英国、ドイツ10年国債利回りは、ECB(欧州中央銀行)理事会後のドラギ総裁のハト派的コメントや英国総選挙を控え低下しました。英総選挙は保守党の過半数割れとなりましたが、影響は限定的となりました。日本10年国債利回りは横ばいとなりました。

<為替>
円相場は、対ドルでは米国の政治への不透明感や長期金利の低下を受けて、週前半は円109円半ばまで円高となりました。後半は、コミ-前FBI長官の議会証言などのイベント通過によるポジションの手じまいも入り、110円台を回復、週間ではほぼ横這いとなりました。対ユーロではドラギ総裁のハト派的コメントを受けて円高となりました。英総選挙の影響は限定的となりました。

<商品>
原油先物価格(WTI)は、米国の原油増産懸念から45.83ドルで引けました。7日エネルギ-省発表の原油在庫が前週比減少予測に対して増加したことを嫌気して大幅に下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

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