先週のマーケットの振り返り(2017/5/29-6/2)【ウィークリー】
2017年6月5日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、概ね上昇しました。米国株式市場は、2日発表の雇用統計が予想を下回りましたが、他の経済指標は概ね堅調で、米国景気への安心感から、小幅ながら上昇しました。欧州株式市場は、英国は横ばい、ドイツは上昇しました。日本株式市場は、2017年度の企業収益が2桁の増益見込みであるなど企業業績の好調さ、信用買残、裁定買残などが低水準であるなど良好な需給関係に加えて、4月の鉱工業生産指数、1-3月の法人企業統計など良好な経済指標を好感して上昇しました。日経平均株価は2015年12月以来、20,000円台を回復しました。中国株式市場は、ほぼ横ばいとなりました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、2日の雇用統計で失業率は低下したものの非農業部門の雇用者の増加が市場予想を下回ったことから、金利は低下しました。ドイツ10年国債利回りは、ECB(欧州中央銀行)ドラギ総裁のハト派的コメントや米国の長期金利の低下をうけて、下落しました。日本10年国債利回りと英国の10年国債利回りは小幅に上昇しました。
<為替>
円相場は、対ドルでは2日の雇用統計で非農業部門の雇用者の増加が市場予想を下回ったことから、円高となりました。対ユーロでは124円台中心の推移となり、ほぼ横這いとなりました。
<商品>
原油先物価格(WTI)は、米国の原油増産懸念から47.66ドルで引け、大幅に下落しました。商品(CRB)指数も、原油価格の下落や、物価上昇が穏やかになるとの見方から下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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