日経平均株価が2万円台回復 【デイリー】

2017年6月2日

【ポイント1】世界的な株高が背景

1年6カ月ぶりの2万円台

■日経平均株価は6月2日、節目の2万円を上回り、20,177円で引けました。2万円台回復は2015年12月以来、1年6カ月ぶりとなります。

■前日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均、S&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数の主要3指数がそろって最高値を更新するなど、世界的な株高の動きが背景です。

■世界的に景気拡大が続くなか、投資資金が株式市場に流れ込んでいます。日本経済新聞社によれば、17年5月末の世界の株式市場の時価総額は76兆ドルとなり、2年ぶりに過去最高を更新しました。

【ポイント2】日本株の需給が好転

出遅れ感から海外投資家が買い基調

■足元で日経平均株価が2万円台を回復したのは、懸念されていたトランプ政権の不透明感や地政学リスクが和らぎ、これまで欧米株式に出遅れていた日本株に見直し買いが入ったためと見られます。

■投資主体別の売買動向を見ると、外国人投資家が4月以降買い越しに転じている一方、個人投資家の売り圧力は一巡しつつあります。

【今後の展開】堅調な企業業績が株価をサポート

■日本の株式市場は、相対的な出遅れ感の修正が進むなか、信用買い残や裁定買い残が比較的小さいため需給要因による下落リスクは低く、当面はしっかりとした展開となりそうです。

■日本の17年度予想経常増益率は、前年度比+13.0%と2桁の増益が見込まれています(東証1部除く金融、QUICKコンセンサスベース、17年5月31日時点)。今後は、世界的な景気拡大の下で、企業業績の上振れ余地などを確認しつつ、次第に上値を試す展開になると思われます。

関連マーケットレポート