先週のマーケットの振り返り(2017/5/8-5/12)【ウィークリー】
2017年5月15日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、フランス大統領選挙で中道系のマクロン大統領が勝利したことなどから、投資家のリスク取得意欲が高まり、日本、欧州などは上昇しました。米国株式市場は、企業決算はほぼ想定通りでもみ合いの展開が続き週間では小幅下落しました。日本株式市場は、フランス大統領選挙の2回目の投票結果を受けて、為替市場が大幅な円安基調となったことや、2018年3月期の増益期待が高まったことなどをを好感し、4週連続の上昇となりました。欧州株式市場は、フランス大統領選挙の2回目の投票の結果を受けて、マクロン大統領が勝利したことが好感され上昇しました。中国株式市場は、金融監督強化への懸念が強まり、小幅下落しました。
<債券>
米国や欧州では、長期金利は低下しました。週前半は株式市場と同様に、フランス大統領選挙の2回目投票でマクロン大統領が勝利したことなどからリスク資産に資金が流れる中、安全資産である債券は売られ、長期金利が上昇する局面がありましたが、米国の物価、小売統計が予想を下回ったため、上昇は一時的にとどまり、週間では小幅の低下となりました。日本では円安を受け金利は上昇しました。
<為替>
ドル円相場は週初、フランス大統領選挙や米長期金利の上昇を受けて約2カ月ぶりに114円30銭台まで上昇しました。週の後半では米長期金利の下落につれて、ドル円の上昇も一服しました。週間では円安となりました。対ユ-ロでは週前半124円50銭台まで上昇しましたが、週間ではほぼ横ばいとなりました。
<商品>
原油先物価格は、上昇しました。OPECの減産継続観測や在庫の減少などが価格上昇要因となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料
