ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2017/2/27-3/3)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2017/2/27-3/3)【ウィークリー】

2017年3月6日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。トランプ米大統領の議会演説が波乱なく終わったことが買い安心感につながり先進国の株式市場が上昇した一方、3月の米利上げ観測が高まったことを背景にアジアを中心とした新興国株式が下落しました。米国株式市場では、NYダウが過去最高値を更新し、21,000ドルに乗せました。欧州株式市場では、FTSE指数が過去最高値を更新したほか、ドイツDAX指数が12,000ポイントを回復し15年4月以来の水準となりました。一方、中国株式市場では、5日に始まる全国人民代表大会を控え、利益確定の売りが優勢となり、上海総合指数は4週間ぶりに下落しました。日本の株式市場は、欧米株式市場が上昇したことや為替市場で円安が進行したことを受けて反発しました。日経平均株価は一時年初来高値をつけました。

<債券>
日米欧の長期金利は上昇しました。米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言を受け、3月の米利上げ観測が強まり、米国10年国債利回りは2.478%に上昇しました。ユーロ圏の消費者物価の伸び率が2%に達したことなどから、ドイツ10年国債の利回りは0.356%に上昇しました。日本の10年国債利回りも0.078%に上昇しました。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで下落しました。FRBによる3月の米利上げ観測が高まり、米金利が上昇したことで、日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となりました。円は1ドル=114円近辺で取引を終えました。対ユーでは、1ユーロ=121円近辺で取引を終えました。また、ユーロは対ドルで1.06台に上昇しました。

<商品>
原油先物価格は、53.33ドルに下落しました。米国の原油生産向けの掘削設備(リグ)稼働数が増加したことなどから、米国内での需給の緩みが意識されました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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