ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2016/9/26-9/30)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2016/9/26-9/30)【ウィークリー】

2016年10月3日

1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

先週の市場の振り返り

<株式>
世界の株式市場は、高安まちまちとなりました。石油輸出国機構(OPEC)の減産合意を受け原油価格が上昇したものの、ドイツ銀行の経営難が欧州金融システム全般のリスクにつながるとの見方が強まり、投資家心理が悪化しました。米国株式市場では、NYダウが週間で小幅高となりました。欧州株式市場のドイツDAX指数は、ドイツ銀行を巡る問題が嫌気され、1.1%下落しました。中国株式市場では、上海総合指数が一時3,000ポイントを割り込むなど軟調に推移しました。日本の株式市場では、方向感の定まらない展開となるなか、ドイツ銀行の経営問題への警戒感などから売りが膨らみました。日経平均株価は週間で1.8%下落して終了しました。

<債券>
日米欧の長期金利は英国を除きやや低下しました。ドイツ銀行の経営不安による欧州金融システムへの影響が懸念されたことなどから、債券が買われました。米国10年国債利回りは1.594%と、小幅低下して引けました。ドイツ10年国債の利回りは▲0.119%に低下しました。日本では、40年債入札が強めの結果となり、投資家の需要の強さが確認されたことで買いが入り、10年国債利回りが▲0.089%に低下しました。

<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで前週末比下落しました。米大統領選候補の討論会が波乱なく終了したことや、OPECが減産合意したと伝わったことなどから、投資家のリスク回避姿勢が後退し、円がやや売られました。円相場は、対ドルでは101台前半で、対ユーロでは、113円台後半で取引を終えました。

<商品>
原油先物価格は、48.24ドルと前週末比で大幅続伸しました。OPECが28日に減産で合意したとの報道を受け、買いが膨らみました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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