先週のマーケットの振り返り(2016/9/19-9/23)【ウィークリー】
2016年9月26日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、軒並み上昇しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合で金融政策が示されたことで不透明感が後退し、投資家の買い安心感につながりました。米国株式市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが想定よりも緩やかになるとの期待からNYダウが最高値圏まで上昇しました。欧州株式市場のドイツDAX指数は週間で3.4%と、大きく反発しました。中国株式市場では、上海総合指数が薄商いのなかで上昇しました。日本の株式市場では、日銀の金融政策の枠組み変更を受けて、金融機関の収益悪化懸念が後退するとの見方から金融株に買いが入りました。日経平均株価は1.4%の上昇となりました。
<債券>
日米欧の長期金利は低下しました。FOMCで政策金利見通しの水準が切り下がり、緩和的な金融政策の継続を見込んだ買いが米国債に入りました。米国10年国債利回りは1.618%と、低下して引けました。ドイツ10年国債の利回りも▲0.082%に低下しました。日本では、日銀が金融政策決定会合で新しい金融緩和の枠組みを導入したことを受け、一時10年国債利回りがプラス圏に上昇しましたが、その後は▲0.045%まで低下しました。
<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで上昇しました。FOMCでFRBが利上げを緩やかなペースで進めるとの見方が強まり、ドルが売られました。日銀の新たな長期金利の誘導策は、国債買い入れ減額をにらんだ動きとの見方が出て、円安とはなりませんでした。円相場は、対ドルでは101台前半で、対ユーロでは、113円台前半で取引を終えました。
<商品>
原油先物価格は、44.48ドルと前週末比で上昇しました。石油在庫統計を受けて需給悪化への警戒感が後退したことによる買いが入りました。週末にはOPECが生産合意できないとの観測が出て、やや値を消しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
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