先週のマーケットの振り返り(2016/9/12-9/16)【ウィークリー】
2016年9月20日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、米国など一部を除き、総じて下落しました。次週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて市場が神経質になるなか、ドイツ銀行の住宅ローン担保証券の不正販売問題が再度浮上し、金融株中心に欧州株が売られました。また、原油価格の下落も株価の下押し要因となりました。米国株式市場では、NYダウが前週末比小幅高で引けました。一方、欧州株式市場のドイツDAX指数は、2.8%の下落となりました。中国株式市場では、上海総合指数がほぼ1カ月ぶりの安値水準で引けました。日本の株式市場では、為替相場が円高・ドル安に振れたことなどが投資家の心理を冷やし、日経平均株価は2.6%の下落となりました。
<債券>
次週のFOMCでの利上げ観測はほとんど高まりませんでしたが、米国10年国債利回りは1.693%と、前週末比で小幅に上昇しました。一方、ドイツ10年国債の利回りは0.007%と、ほぼ横ばいでした。日本では、日銀の金融政策決定会合でマイナス金利が深堀りされるとの観測が高まるなか、日本の10年国債利回りは▲0.039%と、週間で小幅低下しました。
<為替>
円相場は対ドル、対ユーロで前週末比上昇しました。一時、米国の経済指標の弱さから利上げ観測が後退し、円高が進みましたが、週末はやや円安に戻しました。次週に日銀金融政策決定会合とFOMCを控え、市場の様子見ムードが強いなか、円は、対ドルで102円台前半で終了しました。対ユーロでは、114円台前半で終えました。
<商品>
原油先物価格は、43.03ドルと前週末比で下落しました。リビアとナイジェリアで政情不安によって閉鎖されていた石油輸出港が近く操業を再開する見通しだと伝わったことなどから、需給の緩んだ状況が続くとみた売りが出ました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
関連マーケットレポート
- 日々のマーケットレポート