最近の指標から見るブラジル経済(2016年9月)
景気底入れの兆し、経済改革に期待 【デイリー】

2016年9月15日

【ポイント1】実質GDPは▲3.8%

9四半期連続のマイナス成長

■16年4-6月期のブラジルの実質GDPは、消費や投資が低迷し、前年同期比▲3.8%となりました。マイナス成長は9四半期連続です。ただし、15年10-12月期(同▲5.9%)を底に下落幅が縮小しており、最悪期は脱しつつあると見られます。

【ポイント2】景気底入れの兆しも

消費者信頼感が改善基調

■8月の消費者信頼感指数は79.3と、テメル暫定政権が発足した5月以降改善しています。消費者心理の改善が消費の回復につながるかが注目されます。

■ブラジルの景気は、オリンピックの反動減による影響が見込まれますが、消費者や企業のマインドの改善や資源価格の持ち直しなどを背景に、経済の縮小ペースは弱まっていくと見られ、底入れが期待されます。

【今後の展開】テメル政権の改革に期待

■ブラジル政府は13日、空港の運営や電力供給、石油・天然ガス生産など国営事業の大規模な民営化計画を公表しました。テメル大統領が進めようとしている経済改革がいよいよ動き出しました。為替市場では、テメル政権の改革推進への期待や景気底入れへの期待が今後もレアル相場を支えそうです。

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