ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2015/9/7-9/11)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2015/9/7-9/11)【ウィークリー】

2015年9月14日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 世界の主要株式市場は、上昇しました。中国の財政拡大期待などから上海総合指数が反発すると、欧米株式も連動しました。しかしその後は、16日~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え投資家の様子見姿勢が強まり、比較的小動きとなりました。
 日経平均株価は、終値ベースで、8日に前日比433円下落した後、9日には同1,343円上昇するなど、振れの大きな展開となり、週間では前週末比472円上昇しました。中国の内需減速を示す統計や同国の財政支出拡大期待、日銀の追加緩和の強まりによる円安進行、などが主な材料でした。

■債券

 米国債の利回りは上昇しました。世界的な株式市場の上昇から投資家のリスク回避姿勢が後退し、利回りは上昇しました。
 ドイツ国債の利回りは低下しました。米国の利上げが近づくなか、米欧の金融政策の方向性の違いが意識され、ドイツ国債の利回りは低下しました。

■為替

 ドル円は、円が下落しました。世界的な株式市場の反発から投資家のリスク回避姿勢が後退し、円はドルなどの主要通貨に対して下落しました。日銀の追加緩和期待が高まったことも円安要因となりました。
 ユーロ円は、ユーロが上昇しました。米国の9月利上げ観測の後退からユーロはドルに対しても上昇し、対円での上昇率は対ドルを上回りました。

■商品

 原油価格は、下落しました。米国の原油在庫増などから世界的な供給過剰が意識され、週間では3週ぶりに下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆9/10【米国の債券市場(2015年9月)】物価の落ち着き等から国債利回りは安定へ

☆9/10【S&Pがブラジル国債を「投機的」に格下げ】

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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