先週のマーケットの振り返り(2014/11/24-11/28)【ウィークリー】
2014年12月1日
1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は上昇しました。中国の利下げやECBの追加緩和観測に加え、米国の7-9月期GDP改定値などの堅調な経済指標もあり、NYダウは最高値を更新しました。
日本株は上昇しました。円安進行やOPECの減産見送りが好感されました。景気のもたつきを示す消費関連の経済指標などが公表されましたが、影響は限定的でした。
■債券
米国債は利回りが低下しました。OPECの減産見送りの決定から原油価格が下落し、世界的にインフレ期待が後退したことから国債の利回りは低下しました。
ドイツ国債は利回りが低下しました。ECB総裁発言や前月を下回った11月の消費者物価上昇率(速報値)などから、ECBが金融緩和を強化するとの期待が高まったことがその要因です。
■為替
ドル円はドルが上昇しました。軟調な日本の経済指標などが材料となりました。米国の7-9月期GDPが上方修正されるなど堅調な米国指標の公表もドルの上昇を後押ししました。
ユーロ円はユーロが上昇しました。日銀の大規模な金融緩和が引き続き意識され、ユーロは円に対して上昇しました。
■商品
原油価格は大きく下落しました。OPEC総会での減産見送りの公表から、28日のNY市場で原油先物相場は一時、1バレル65ドルまで急落し、約4年半ぶりの安値をつけました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆11/25【中国の金融政策(2014年11月)】内需減速に機動的に対応する姿勢に転換

☆11/28【OPEC減産見送りにより、原油価格はさらに下落】

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。
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