ホームマーケット週次・月次市場情報先週のマーケットの振り返り(2014/11/3-11/7)【ウィークリー】/マーケット情報・レポート - 三井住友DSアセットマネジメント

先週のマーケットの振り返り(2014/11/3-11/7)【ウィークリー】

2014年11月10日

1. 先週の市場動向

(出所)データはBloomberg L.P.

先週の市場の振り返り

■株式

 米国株式は上昇しました。日銀の追加緩和や好調な企業決算などから、NYダウの週末終値は17,573.93ドルをつけ、最高値を更新しました。堅調な経済指標が多かったこと、中間選挙で共和党が上下院で過半数を獲得したこと、ECBの追加緩和期待が高まったことも追い風となりました。
 日本株式は上昇しました。日銀の追加緩和の決定を受けて円の主要通貨に対する下落や堅調な企業業績から、一時約7年ぶりに17,000円の大台を超える局面もみられました。

■債券

 米国債は利回りが低下しました。週初はISM製造業景況感指数の改善などから米国国債の利回りが上昇する局面もみられました。しかし、週末に公表された雇用統計では雇用者数の伸びが市場予想を下回り、早期の利上げ観測が後退したことから、利回りは低下しました。
 ドイツ国債は利回りが低下しました。ユーロ圏の成長率見通しが引き下げられたことや米国の国債利回りの低下につられた動きとなりました。ECB総裁の追加金融緩和を示唆する発言の影響は限定的でした。

■為替

 ドル円はドルが上昇しました。日銀の追加緩和の決定を受けた動きが継続したことに加え、米国経済指標や企業決算は好調なものが多く、ドルの上昇が続きました。
 ユーロ円はユーロが上昇しました。ただし、ECB総裁の追加金融緩和を示唆する発言を受けて、ユーロはドルに対して下落し、円に対する上昇が弱まりました。

■商品

 原油価格は下落しました。サウジアラビアが米国向けの原油価格を引き下げると公表したことから同国の減産観測が後退し、世界的な供給過剰懸念が継続しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成

2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」参照

☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」

☆11/4【11月4日の日本株式市場の動向】約7年ぶりに一時17,000円を上回る

☆11/6【米国のISM景況感指数(2014年10月)】製造業と非製造業とで異なる動き

3. 今週の主な注目材料

※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。

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