【ウィークリー No.303】先週のマーケットの振り返り(2014/3/24-3/28)
2014年3月31日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、小幅に上昇しました。消費者信頼感指数などの経済指標は市場予想を上回った一方、ウクライナ情勢が緊迫化したことなどにより、週を通して株価は一進一退の動きとなり、前週末に比べて小幅な上昇となりました。
日本株は、上昇しました。週前半から週央にかけては、日銀による追加の金融緩和策に対する期待が強まったことなどから、株価は上昇しました。週後半も、為替市場で円安が進んだことや、アジアの株式市場が堅調に推移したことなどを受け、株価は上昇しました。
■債券
米国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半は小動きとなりました。週央から週後半にかけては、ウクライナ情勢が緊迫化したことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。
ドイツ国債は、債券価格が上昇(利回りは低下)しました。週前半は、中国の民間企業が発表する製造業購買担当者景況感指数(PMI)が市場予想を下回ったことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。週央から週後半にかけても、欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和策に対する観測が強まったことなどにより、債券価格は上昇(利回りは低下)しました。
■為替
ドル円は、円が下落しました。週前半は小動きとなりました。週央から週後半にかけては、ウクライナ情勢が緊迫化したことなどにより円が上昇する局面があったものの、中国の金融緩和策に対する観測が強まったことなどにより投資家のリスク回避姿勢が後退し、円は下落しました。
ユーロ円は、円が下落しました。週前半は小動きとなりました。週央から週後半にかけては、ECBによる追加の金融緩和策に対する観測が強まったことなどにより、ユーロが売られ円が上昇する局面があったものの、中国の金融緩和策に対する観測が強まったことなどにより、投資家のリスク回避姿勢が後退し、円は下落しました。
■商品
原油価格は、上昇しました。週前半は小動きとなりました。週央から週後半にかけては、米国の原油在庫が減少したことや、個人消費支出が前月から増加したことなどにより、原油価格は上昇しました。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆3/25【最近の指標から見るブラジル経済(2014年3月)】
☆3/26【最近の指標から見る米国経済(2014年3月)】

3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。