【ウィークリー No.300】先週のマーケットの振り返り(2014/3/3-3/7)
2014年3月10日
1. 先週の市場動向
(出所)データはBloomberg
先週の市場の振り返り
■株式
米国株は、上昇しました。週前半は、ウクライナ情勢をにらみ一進一退の動きとなりました。週央から週後半にかけては、新規失業保険申請件数が市場予想を上回って改善したことや、雇用者数が市場予想を上回って増加したことなどにより、株価は上昇しました。
日本株は、上昇しました。週前半は、ウクライナ情勢の緊迫化や円高の進行などにより、株価は下落しました。週央から週後半にかけては、公的年金の運用方針を巡る報道が好感されたことや、米国の経済指標が改善したことなどにより、株価は上昇しました。
■債券
米国債は、債券価格が下落(利回りは上昇)しました。週前半は、ウクライナ情勢をにらみ一進一退の動きとなりました。週央から週後半にかけては、新規失業保険申請件数や雇用者数が市場予想を上回って改善したことなどにより、債券価格は下落(利回りは上昇)しました。
ドイツ国債は、債券価格が下落(利回りは上昇)しました。週前半は、ウクライナ情勢をにらみ一進一退の動きとなりました。週央から週後半にかけては、欧州中央銀行(ECB)が追加の金融緩和策を見送ったことや、経済成長率の見通しを上方修正したことなどにより、債券価格は下落(利回りは上昇)しました。
■為替
ドル円は、円が下落しました。週前半は、ウクライナ情勢をにらみ一進一退の動きとなりました。週央から週後半にかけては、日本の公的年金の運用方針を巡る報道や、米国の主要経済指標の改善などにより、ドルが買われ円は下落しました。
ユーロ円は、円が下落しました。週前半は、ウクライナ情勢をにらみ一進一退の動きとなりました。週央から週後半にかけては、ECBによる追加の金融緩和策に対する期待が後退したことなどにより、ユーロが買われ円は下落しました。
■商品
原油価格は、前週末比ほぼ横ばいとなりました。週前半は、ウクライナ情勢をにらみ一進一退の動きとなりました。週央は、米国の原油在庫が増加したことなどにより下落し、週後半は、米国の主要経済指標が市場予想を上回って改善したことなどにより反発しました。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー
☆は下の「グラフ・図表」参照
☆先週の市場動向に関連する代表的な「グラフ・図表」
☆3/4【オーストラリアの金融政策(3月)】~政策金利を最低水準で据え置き、住宅市場の追い風に~
☆3/4【ロシアの株式市場とウクライナ情勢】
3. 今週の主な注目材料
※各経済指標・イベントは予定であり、変更されることがあります。