豪州の金融政策は6会合連続の据え置き(2017年3月)
資源価格の上昇等もあり豪ドルは底堅い展開へ【デイリー】

2017年3月7日

【ポイント1】史上最低の1.5%を維持

市場予想に一致

■豪州準備銀行(RBA)は3月7日に開催した金融政策決定会合で、政策金利を1.50%に据え置くことを決定しました。ブルームバーグ社の集計によれば、対象29名のエコノミスト全員が据え置きを予想していました。

【ポイント2】当面は現状維持の見通し

声明文は前回とほぼ同じ内容

■景気については、前回と同様に前向きの評価でした。すなわち国内景気は、今後も低水準の金利に支えられ、堅調に推移すると予想されます。

■一方、インフレの基調は、労働コストの抑制等により当面のところ低い水準での落ち着いた動きとなる見込みです。

■先行きの金融政策についての言及は特にありませんでしたが、経済が堅調さを取り戻すなか、物価も落ち着いた推移が見込まれるため、今後も政策のスタンスは中立維持の可能性が高いと考えられます。

【今後の展開】豪州通貨、資産に追い風続く

■豪ドルの対円相場は、中国での需給改善による鉄鉱石や石炭等の資源価格の持ち直しを受け、昨年6月下旬を当面の底に戻り歩調を辿っています。もっとも、今回の会合直後の豪ドルは、金利据え置きの決定が市場の予想通りだったことから、小動きにとどまりました。

■今後も、①豪州の経済・国際収支の改善、②金融政策の中立維持の見通し、③資源価格の持ち直し等を踏まえると、豪ドルの対円相場は底堅く推移すると予想されます。先進国の中で豪州の利回り水準は高く、豪ドルや豪州債等は投資対象として魅力が大きいと考えられます。

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