米国株式市場の見通し
「情報技術」セクターがけん引しよう【デイリー】

2018年3月14日

【ポイント1】上昇基調は継続

通商摩擦懸念の高まりが重石

■S&P500種指数は2月8日の2,581.00を底に反転し、上昇基調となっています。3月に入ってからはトランプ大統領の鉄鋼とアルミニウムの輸入関税引き上げの発表を受け、通商摩擦懸念の高まりが株価の重石となりました。輸入関税に反対の立場であったコーン米国経済会議委員長が辞任を表明するなど、混迷度を増す場面もありましたが、米国株式市場の上昇は基調として継続していると思われます。

【ポイント2】ティラーソン国務長官を解任

対外政策の先行きに懸念が広がる

■3月13日はティラーソン国務長官の突然の解任を受け、 S&P500種指数は前日比17.71安の2,765.31と2日続落になりました。米政府の対外政策に対する不透明感が強まったことなどが背景ですが、米政府の混迷を背景に米国株式市場の先行きが懸念されます。

【今後の展開】「情報技術」セクターがけん引しよう

■こうした中、米国株式市場のセクター動向に注目する必要がありそうです。米国株式市場を支えているのは、S&P500種指数採用銘柄の時価総額のうち約25%*を占める「情報技術」セクターです。主要なセクターの株価は2月以降戻り基調にありますが、中でも「情報技術」セクターは3月12日に史上最高値を更新しました。予想利益の推移を見ても、「情報技術」セクターは相対的に上方修正の度合いが高いと言えます。(*3月12日現在)

■米国株式市場は引き続き「情報技術」セクターがけん引すると期待されます。同セクターは人工知能(AI)やクラウドのデータセンター等の需要増などが引き続き追い風です。また、通商摩擦の影響も受けにくいと考えられ、引き続き業績の拡大が見込めます。株価は堅調に推移することが期待されます。

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