明日から「国慶節」(中国) 【キーワード】

2016年9月30日

<今日のキーワード>
「国慶節」とは中国における祝日の一つで、いわゆる中華人民共和国の建国記念日です。「国慶節」は一週間程度の長期連休になり、中国のゴールデンウィークとも言われ、多くの人が旅行に出かけます。2016年は、10月1日から7日までの7日間が「国慶節」の休みです。中国からの観光客が大勢日本を訪れるため、日本の消費(インバウンド需要)にとっても注目される期間です。

【ポイント1】「国慶節」の旅行消費は過去最高の予測

5億人以上が旅行する見込み

■中国観光研究院が発表した予測によれば、今年の「国慶節」の連休には国民の半分近くが旅行に行く予定であり、旅行の消費金額は過去最高を更新する見込みとのことです。旅行者数は約5.9億人(前年同期比+12%)で、観光収入は約4,782億元(同+13.5%、約7.2兆円)に達する予測となっています。

【ポイント2】海外旅行需要も旺盛

日本含め近場が人気

■中国の大手オンライン旅行会社・携程旅行網(シートリップ)によれば、今回の「国慶節」では、国内旅行も海外旅行も需要は旺盛とのことです。

■「国慶節」の海外旅行では、近場の国が人気です。前年同期と比較した場合、日本、韓国、タイなどの近い国・地域が人気を集めており、海外旅行者数は全体として安定的に増加しているようです。

【今後の展開】中国の訪日旅行者数は増加が続く

■日本政府観光局によれば、「国慶節」が含まれる2015年10月の中国からの訪日旅行者数は、44.6万人でした。直近の2016年8月の訪日旅行者数は67.7万人と、8月として過去最高を記録しています。リピーターも増えるなか、中国人訪日旅行者数は着実に増加を続けており、今年の「国慶節」でも多くの人が訪れると期待されます。ただ、中国人旅行者の消費対象は高額品から身の回りの低額品へとシフトしており、かつての「爆買い」は収まった模様です。一人あたりの旅行消費額は減少しているものの、訪日旅行者数の増加で、旅行消費額の全体額は依然大きく、日本のインバウンド消費を支えると見られます。

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