ETFを知る
ETFの基礎 Step05 ETFの種類
ETFと一口にいっても、すべてが同じ考え方で運用されているわけではありません。ETFを理解するうえでは、まずどのような考え方で運用されている商品か、そしてどのような資産を対象としている商品かを見ることが大切です。
ここでは、ETFの種類を、運用の考え方による違いと投資対象資産による違いの2つの視点から整理します。
ETFにはどのような種類があるのか
ETFの種類は、主に運用の考え方による違いと投資対象資産による違いの2つの視点から整理できます。
ポイントのまとめ
- ETFの種類は、運用の考え方による違いと投資対象資産による違いの2つの視点から整理できます。
- 運用の考え方による違いには、指数連動型ETFとアクティブ運用型ETFがあります。
- 投資対象資産による違いには、株式、債券、REIT、コモディティなどがあります。
- ETFを理解するには、まずどのような考え方で運用される商品かを確認し、そのうえで何を投資対象としているかを見ることが大切です。
運用の考え方による違い
ETFは、運用の考え方によって、大きく指数連動型ETFとアクティブ運用型ETFに分けることができます。
指数連動型ETFは、特定の指数(インデックス)に連動する運用をめざすETFです。たとえば、株価指数や債券指数など、市場全体や特定分野の値動きを示す指標に連動することを目標としています。連動対象が明確なため、どのような値動きをめざす商品かを理解しやすい点が特徴です。
一方、アクティブ運用型ETFは、特定の指数への連動することを目標とせず、独自の運用方針に基づいて運用されるETFです。運用会社が投資対象や組入れ比率を判断しながら運用を行うため、商品ごとに運用の考え方や特徴が異なります。従って、どのような方針で運用されているかを確認することが重要です。
運用の考え方による違い
ETF
運用型ETF
投資対象資産による違い
ETFは、何を投資対象としているかによっても種類を分けることができます。対象となる資産には、株式、債券、REIT、コモディティなど、さまざまなものがあります。
たとえば、株式を対象とするETFは、国内外の企業の株式に投資するものです。債券を対象とするETFは、国債や社債などの債券に投資するものです。REITを対象とするETFは、不動産投資信託を通じて不動産市場に関連する値動きを捉える商品です。コモディティを対象とするETFには、金などの商品市況に関連するものがあります。
このように、ETFはどのような考え方で運用されるかだけでなく、何を投資対象としているかによっても特徴が異なります。
ETFを見るときは、まずその商品が指数連動型かアクティブ運用型かという運用の考え方を確認し、そのうえでどの資産を対象としているかを見ることで、商品の性格をつかみやすくなります。
投資対象資産による違い
指数連動型ETFとアクティブ運用型ETF
ETFは、運用の考え方によって、指数連動型ETFとアクティブ運用型ETFに分けることができます。
両者を理解するうえで、まず押さえておきたいのは、特定のインデックスへの連動をめざしているかどうかという点です。
指数連動型ETFは、特定のインデックスに連動する運用をめざすETFです。たとえば、株価指数や債券指数など、市場全体や特定分野の値動きを示す指標に沿った運用を行います。
一方、アクティブ運用型ETFは、特定のインデックスに連動することを目標としません。独自の運用方針に基づいて、投資対象や組入れ比率などを判断しながら運用されます。
この連動対象の有無の違いが、商品の性格や、商品を見るときのポイントの違いにつながります。
ポイントのまとめ
- ETFは、運用の考え方によって、指数連動型ETFとアクティブ運用型ETFに分けることができます。
- 両者の最も大きな違いは、特定のインデックスへの連動をめざしているかどうかです。
- 指数連動型ETFは、連動対象となるインデックスが明確で、商品性を理解しやすい点が特徴です。
- アクティブ運用型ETFは、柔軟な運用が可能で、運用会社の工夫によってさまざまな投資機会を提供できる点が特徴です。
- 指数連動型ETFは連動対象インデックスを、アクティブ運用型ETFは運用方針や投資対象を確認することが大切です。
指数連動型ETFの特徴
指数連動型ETFは、連動対象となるインデックスが明確であることが大きな特徴です。どのインデックスに連動するのかがあらかじめ示されており、インデックスの計算ルールも公表されているため、どのようなルールで運用されるのかが分かりやすい商品といえます。
どのような市場や資産の値動きを捉える商品なのかを把握しやすく、商品性を理解しやすい点も特徴です。また、連動対象インデックスがメジャーなものである場合は、日常のニュースなどで値動きが分かることもメリットの一つです
アクティブ運用型ETFの特徴
アクティブ運用型ETFは、特定のインデックスにとらわれず、運用方針に基づいて柔軟に運用できる点が特徴です。市場環境や投資テーマに応じて投資対象や組入れを工夫できるため、運用会社の考え方や工夫が商品に反映されやすくなります。
そのため、アクティブ運用型ETFでは、運用会社の工夫によって、さまざまな投資機会を提供することが可能です。
| 指数連動型ETF | アクティブ運用型ETF | |
|---|---|---|
| 連動対象インデックスの有無 | あり | なし |
| 運用の考え方 | インデックスに連動することを目指す | 独自の方針に基づき柔軟に運用 |
| 指数連動型ETF | |
|---|---|
| 連動対象イン デックスの有無 |
あり |
| 運用の考え方 | インデックスに連動することを 目指す |
| アクティブ運用型ETF | |
|---|---|
| 連動対象イン デックスの有無 |
なし |
| 運用の考え方 | 独自の方針に基づき柔軟に運用 |