ETFを知る

ETFの基礎 Step04 ETFにかかる
コスト

ETFに投資する際には、値動きや仕組みだけでなく、どのようなコストがかかるのかも確認しておくことが大切です。ETFは比較的低コストな商品が多いといわれますが、実際には保有中にかかるコストだけでなく、売買時にかかるコストもあります。

ここでは、ETFにかかる主なコストと、その見方のポイントを整理します。

ポイントのまとめ

  • ETFには、保有中にかかるコストと、売買時にかかるコストがあります。
  • 保有中の代表的なコストが信託報酬であり、コストの全体像を見る際には総経費率も確認することが大切です。
  • 売買時には、売買手数料に加えて、買値と売値の差であるスプレッドも実質的なコストになります。
  • ETFのコストは、保有中と売買時の両方をあわせて確認することが大切です。

ETFにはどのようなコストがかかるのか

ETFにかかるコストは、大きく分けると次の2つです。

保有中にかかるコスト

売買時にかかるコスト

保有中の代表的なコストが信託報酬です。
一方、売買時には、証券会社によって売買手数料がかかることがあるほか、売値と買値の差であるスプレッドも実質的なコストといえます。
ETFのコストを見るときは、保有中と売買時の両方のコストをあわせて考えることが大切です。

保有中にかかるコスト

ETFを保有している間には、運用・管理のための費用がかかります。代表的なものが信託報酬で、一般的には年率で表示され、保有期間に応じて実質的な負担が生じます。
信託報酬は、ETFを管理・運用していくために継続的に必要となるコストであり、日々反映されていきます。そのため、短期間では大きな差に見えなくても、長期で保有する場合には違いが出やすい項目です。
ETFは比較的低コストの商品が多いといわれますが、同じような投資対象の商品を比べる際には、信託報酬の水準も確認しておくことが大切です。
ただし、ETFにかかる実際の費用は信託報酬だけではありません。ファンドの運営にかかるその他の費用がファンドから拠出される場合もあるため、コストの全体像を確認する際には、総経費率もあわせて確認することが大切です

総経費率
ファンド保有中に実際にかかる費用全体
信託報酬その他の費用
信託報酬
ファンドの運用・管理にかかる費用

売買時にかかるコスト

ETFには、保有中のコストだけでなく、売買時にかかるコストもあります。

まず、売買手数料は、ETFを購入または売却する際に証券会社に支払う手数料です。手数料の有無や水準は、証券会社や取引方法によって異なります。

また、ETFを売買する際には、スプレッドにも注意が必要です。スプレッドとは、買値と売値の差のことで、実質的な売買コストと考えることができます。たとえば、買うときの価格が高く、売るときの価格が低いほど、その差がコストとして影響します。

売買手数料が低い、あるいはかからない場合でも、スプレッドが大きいと実質的な負担は大きくなることがあります。そのため、ETFのコストを見るときは、手数料だけでなく、スプレッドもあわせて確認することが大切です。

株式売買時の取引手数料 =証券会社に支払う手数料

スプレッド =買値と売値の差額

ポイントのまとめ

  • ETFには、保有中にかかるコストと、売買時にかかるコストがあります。
  • 保有中の代表的なコストが信託報酬であり、コストの全体像を見る際には総経費率も確認することが大切です。
  • 売買時には、売買手数料に加えて、買値と売値の差であるスプレッドも実質的なコストになります。
  • ETFのコストは、保有中と売買時の両方をあわせて確認することが大切です。