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リート、国内債券運用における「ESG評価」導入のお知らせ

2019年3月7日

   三井住友アセットマネジメント株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:松下隆史、以下「当社」)は、「フィデューシャリー・デューティー宣言」において、「SRI、ESG投資で日本のトップランナーを目指す」と表明し、従来より日本株式の運用において、自社アナリストのESG評価を活用した運用を強化してまいりました。
  今般、日本およびアジア・オセアニア地域(以下「域内」)のリート、更に国内の債券運用において、銘柄選定プロセスにESG評価を加え、ESGの観点を活用した運用力強化を図りましたので、お知らせいたします。 

   ESGの概念は、近年、株式を中心に証券投資の新しいパラダイムとして広く浸透しつつあります。
   域内のリート投資では、ESG評価の活用は緒に着いたばかりであり、国内を見渡す限りその活用はほとんど見られません。今般、当社では、長年自社運用で注力しているリートのアクティブ運用において、リートの「マネジメントの質」を評価する指標にESG評価を加えました。ESG評価は、当社のアナリスト調査に基づくスコアと外部機関であるGRESB※によるスコアから構成された独自のもので、その変化を運用の収益機会に結びつけるものです。リートを分析する東京本社とシンガポール拠点が一体となり、そのノウハウを共有、体系立てたことにより、より一層、的確なリートの銘柄評価が可能になると考えます。 

   また、国内債券運用の分野でも、近年、グリーンボンドの発行が増加するなどESG投資への注目度が高まっています。当社では、格付け予測の精度を高めるために、ESGスコアを説明変数とする機械学習を用いたモデルを開発しました。従来の財務情報等による格付け予測に当モデルを加え、円債のアクティブ運用での銘柄選択力を強化し、運用収益を高めていきたいと考えております。 

   当社の自社運用商品につきましては、既に一部導入を開始している国内株式に加え、リート、国内債券の各運用分野において、ESG評価を各運用プロセスに加えることによる運用力の強化を図りました。当社では、今後も運用力強化に不断に取り組み、パフォーマンス向上を通じて、お客さまの資産形成に貢献してまいります。

  • GRESBとは、Global Real Estate Sustainability Benchmark(グローバル不動産サステイナビリティ・ベンチマーク)の略です。不動産セクターの会社・ファンド単位での環境・社会・ガバナンス(ESG)配慮を測り、投資先の選定や投資先との対話に用いるためのツールとして、APGやPGGMなどの欧州の年金基金を中心に2009年に創設され、現在では欧米を中心にグローバルに機関投資家が参画しています。

以上

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本件に関するお問い合わせ先

三井住友アセットマネジメント株式会社
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