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【Vol.236】「債券」とはどのようなものですか?

2025年5月27日

国や地方公共団体、企業などが投資家から資金を調達するために発行する有価証券の一種です。

◆国や地方公共団体、企業などは、銀行などの第三者を介さずに投資家から直接、資金を調達する手段として、債券を発行する場合があります。債券を発行する主体を発行体といいます。債券を購入する投資家は、債券の満期日(償還日)まで発行体に資金を貸すということになります。債券は発行体が投資家から資金調達をする際の、いわば「借用証書」のようなものです。国が発行する債券を国債、地方公共団体が発行する債券を地方債、企業が発行する債券を社債といいます。債券には、発行体の違いの他にも、償還までの期間、利子の支払方法、通貨などの違いにより様々な種類があります。

◆一般的な利付債(一定の期日ごとに利子が支払われる債券)では、投資家は発行体に償還日まで資金を提供する見返りとして、発行体が債務不履行にならない限り、定期的に発行体から利子を受け取り、償還時には利子の受取りに加えて元本の返済を受けることができます。そのため、債券への投資は株式への投資よりも安定的な運用が期待できるとされています。一方で債券には様々な種類があり、それぞれリスクなどが異なるため、他資産への投資と同様に、債券に投資をする際にも投資目的やリスク許容度に照らし合わせて適切に投資判断を行うことが重要です

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