【Vol.205】国内外の株式を⻑期保有していた場合、それぞれのリターンはどうだったの︖
2024年6月21日
投資を開始するタイミングにより差はありますが、国内外いずれの株式でもプラスのリターンが得られました。
◆過去10年間、20年間、30年間にわたって国内外の株式を保有した場合の投資成果(現地通貨ベース、世界株式のみ米ドルベース)を比較してみると、いずれの期間においても米国株式のパフォーマンスが最も高くなりました。国内株式はバブル崩壊後の低迷期の影響により過去30年間の投資成果は振るわなかったものの、アベノミクス以降の上昇によって、過去20年間では日経平均株価は世界株式と概ね同程度となりました。さらに、2023年以降の上昇により、過去10年間では国内株式は世界株式を上回る投資成果となり、なかでも日経平均株価は米国株式と肩を並べる結果となりました。
◆リスクあたりのリターンをみると、過去20年間および30年間では、米国株式が相対的に高く、投資効率が高くなりました。ただし、国内株式の投資効率は近年のパフォーマンスの向上により過去10年間では米国株式と同程度にまで改善しています。
◆国内外いずれの株式指数も、一時的に大きく変動することはあるものの、今後も世界経済は持続的な成長が見込まれることを背景に、国内外の株式市場は中長期的な成長が期待されます。
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