先週のマーケットの振り返り(2017/10/16-10/20)【ウィークリー】
2017年10月23日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場では、発表された経済指標や企業決算が総じて良好であったことや2018年度の予算決議案の上院通過などを好感して堅調に推移しました。週間ではNYダウは2.00%上昇し、最高値を更新しました。欧州株式市場では、世界的な株式市場の上昇傾向は好感されましたが、スペインのカタルーニャ自治州の独立問題の混迷を嫌気して伸び悩みました。英国のFTSE指数、独DAX指数はほぼ横這いとなりました。日経平均株価は、米国株の上昇や衆議院選挙で与党優位の観測が伝わったことなどを好感し上昇しました。過去最高の連騰記録と並ぶ14日連続の上昇となり、週間では1.43%上昇しました。中国株式市場では、香港ハンセン指数はほぼ横這い、上海総合指数は下落しました。
<債券>
主要国の10年国債利回りは概ね上昇しました。米国の10年国債利回りは、2018年度の予算決議案の上院通過を受けた大型減税法案前進への期待やNYダウの上昇などを受けて、週間では0.112%上昇しました。ドイツの10年国債利回りは上昇、英国は低下しました。日本の10年国債利回りは小幅上昇しました。
<為替>
円相場は主要通貨に対して円安となりました。衆議院議員選挙での与党勝利の観測などを受けてリスク選好が強まった他、対ドルでは、2018年度の予算決議案の上院通過などを好感して米長期金利が上昇したことなどから、週間では1.52%の円安・ドル高となりました。対ユーロでは、週間では1.18%の円安・ユーロ高となりました。
<商品>
原油はイラクでの対クルドを巡る地政学リスクの高まりを受けて一旦上昇しましたが、50ドル台では上値は重く週間ではほぼ横ばいとなる0.04%の上昇となりました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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