先週のマーケットの振り返り(2017/8/7-8/11)【ウィークリー】
2017年8月14日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は、米国と北朝鮮との緊張が高まり下落しました。米国株式市場では、NYダウは週初は史上最高値を更新して始まりましたが、米国と北朝鮮での避難の応酬により、地政学リスクが高まり週間で1.06%下落しました。欧州株式市場では、DAX指数は、米国と北朝鮮との緊張の高まりや対ドルでのユーロ高などを嫌気して下落しました。英国のFTSE指数も下落しました。日経平均株価は、4-6月期決算発表は想定を上回る企業が多く好感されましたが、北朝鮮の地政学リスクや対ドルで109円台前半へと円高が進んだことが嫌気され下落しました。中国株式市場では、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに下落しました。
<債券>
主要国の長期金利は米国と北朝鮮の緊迫度合いが高まり、リスク回避度が強まり低下しました。米国の10年国債利回りは、消費者物価指数が低水準であったことや北朝鮮との地政学リスクの高まりを背景に、週間で0.073%低下しました。ドイツと英国の10年国債利回りは、ドイツの鉱工業生産が市場予想を下回ったことや、北朝鮮問題などから低下しました。日本10年国債利回りはほぼ変わらずで引けました。
<為替>
円相場は朝鮮半島情勢の緊迫化や米国、欧州の長期金利の低下を受けて、主要通貨に対して円高となりました。対ドルでは米国の消費者物価指数が低水準であったことや、北朝鮮との地政学リスクの高まりを背景に、1.36%の円髙・ドル安となりました。対ユーロでは朝鮮半島の緊迫化を受けて0.95%の円高・ユーロ安となりました。
<商品>
原油先物価格(WTI)は、48.82ドルで引けました。OPECの7月の生産量が増加していたことが伝えられ小幅下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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