先週のマーケットの振り返り(2017/7/31-8/4)【ウィークリー】
2017年8月7日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、概ね上昇しました。米国株式市場では、NYダウは良好な企業の業績発表や雇用統計が市場予想を上回り、金融株が上昇したことなどから史上最高値を更新して終了しました。欧州株式市場では、DAX指数は、ユーロ圏4-6月期GDP速報値が良好であったことなどを好感して上昇しました。英国のFTSE指数もポンド安などを好感して上昇しました。日経平均株価は、20,000円を挟んでのもみ合いとなり、週間ではほぼ横這いとなりました。4-6月期決算発表は想定を上回る企業が多く好感されましたが、対ドルで一時109円台の円高となったことが重しとなりました。中国株式市場では、上海総合指数、香港ハンセン指数はともに上昇しました。
<債券>
主要国の長期金利は低下しました。米国の10年国債利回りは、ISM製造業指数、同非製造業指数がともに予想を下回ったことやトランプ政権の人事の混乱などを手掛かりに、週間で0.027%低下しました。ドイツと英国の10年国債利回りは、イングランド銀行が成長と賃金の見通しを下方修正し、利上げ期待が後退したことなどから低下しました。日本10年国債利回りは小幅低下しました。
<為替>
米国のISM製造業指数、同非製造業指数などが低調で一時109円台の円高となりました。週末は雇用統計で非農業部門雇用者数が20万人超となったことからドルが買い戻され、円相場は対ドルでは週間でほぼ横這いとなりました。対ユーロでは金融政策の方向性の違いから0.22%の円安・ユーロ高となりました。
<商品>
原油先物価格(WTI)は、49.58ドルで引けました。米国がベネズエラに制裁検討と伝えられ、一時50ドルを上回りましたが高値警戒感から小幅下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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