先週のマーケットの振り返り(2017/7/10-7/14)【ウィークリー】
2017年7月18日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、週間では米国での金融政策の正常化プロセスが緩やかになるとの見通しが強まり上昇しました。米国では、ハト派的なイエレンFRB議長の議会証言や週末の消費者物価指数など経済指標が市場予想を下まわり、金利先高観が後退しました。市場はそれを好感してNYダウは史上最高値を更新して終了しました。欧州株式市場は、ドイツ、英国ともにイエレンFRB議長のハト派的発言などを好感して上昇しました。日本株式市場は、週前半は米国雇用統計が強い内容となり、日経平均株価は円安を好感して上昇して始まりました。後半はイエレンFRB議長のハト派的発言を受けた円高によって伸び悩み、週間では0.95%上昇しました。中国株式市場は、上海総合指数は小幅上昇、香港ハンセン指数は大幅に上昇しました。
<債券>
世界の債券市場は、週間ではまちまちの動きとなりました。米国の長期金利はイエレン議長の議会証言がハト派的と受けとられたこと、週末の消費者物価指数など経済指標が市場予想を下まわったことなどから、10年国債利回りは週間で0.054%低下しました。ドイツの10年国債利回りは、ECBの金融政策の正常化がやや意識されたことなどから小幅の上昇となりました。英国、日本10年国債利回りは横ばいとなりました。
<為替>
米国でのハト派的なイエレンFRB議長の議会証言や消費者物価指数など低調な経済指標の発表などを受けて米国長期金利が低下したことなどから、円相場は対ドルでは週間で1.22%の円髙・ドル安となりました。対ユーロでは0.65%の円高・ユーロ安となりました。
<商品>
原油先物価格(WTI)は、46.54ドルで引けました。米週間石油在庫が減少したことなどから上昇しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料

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