先週のマーケットの振り返り(2017/6/12-6/16)【ウィークリー】
2017年6月19日
1. 先週の市場動向

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
先週の市場の振り返り
<株式>
世界の株式市場は、米国、豪州などを除き概ね下落しました。米国株式市場では、NYダウは週間では小幅上昇しました。米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げが決定されましたが、影響は限定的となりNYダウは史上最高値を更新しました。欧州株式市場は、米国でIT関連株が下落したことや原油価格の低迷を嫌気して、英国、ドイツともに下落しました。日本株式市場は、週前半は米国でIT関連株の下落や円高を嫌気して下落しましたが、週後半は円安への反転により下げ渋りました。中国株式市場は、先週まで上昇しましたが反落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、週前半は消費者物価指数が前月比で0.1%下落し、物価の伸び悩みが鮮明となったとの見方から、一時昨年11月以来となる2.10%の水準まで低下しました、その後は下げ渋り、金利は週間では0.049%低下しました。英国、ドイツ10年国債利回りは、小幅上昇しました。日本10年国債利回りは横ばいとなりました。
<為替>
円相場は、週前半に5月の消費者物価指数が前月比で0.1%下落し、物価の伸び悩みが鮮明となったとの見方から、対ドルでは約2カ月ぶりに108円台まで円高・ドル安が進みました。週後半はFOMCで米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシ-トの縮小開始が示されたことで、111円程度まで円安・ドル高となり、週間では小幅の円安・ドル高となりました。対ユーロでも円安となりました。
<商品>
原油先物価格(WTI)は、44.74ドルで引けました。米国での増産やリビア、ナイジェリアの生産増加等を懸念して下落しました。

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友アセットマネジメント作成
2.先週のマーケット・デイリー/ウィークリー

☆は下の「グラフ・図表」を参照。


3. 今週の主な注目材料
